第十一話 封印の残響
この作品はとある配信者さん達をモデルにした二次創作です。
実際の人物には関係の無い話なのでもしモデルの配信者を見つけてもその方の配信などで話題に出すのはお控えください。
自分で読む用ですので読みずらかったらすいません。
「雪猫ぉぉぉぉぉ!!」
森に絶叫が響く。
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巨大な腕が振り下ろされる。
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マッキーは全力で横へ飛んだ。
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地面が吹き飛ぶ。
木々が薙ぎ倒される。
土砂が舞う。
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「死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ!!」
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さらに黒い触手。
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「まだ来るのかよ!?」
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飛ぶ。
避ける。
転がる。
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「お前ちょっと待て!」
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遠くの雪猫へ向かって叫ぶ。
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「本当に大丈夫なんだろうな!?」
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「問題ない」
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即答だった。
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「その言葉もう信用出来ねぇんだよ!!」
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触手が迫る。
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マッキーは反射的に武器を振る。
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衝撃。
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黒い霧が弾ける。
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だが数が多い。
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「そろそろ限界なんですけどぉ!?」
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返事はない。
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「聞けぇぇぇ!!」
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一方。
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祠の前。
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雪猫とマリーは術式を確認していた。
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古い文字。
砕けた石碑。
消えかけた光。
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数百年。
あるいはそれ以上前の封印。
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「修復は可能か」
雪猫が聞く。
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マリーは石碑へ触れる。
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目を閉じる。
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そして静かに答えた。
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「出来ます」
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雪猫は頷く。
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「なら頼む」
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「はい」
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迷いのない返事だった。
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マリーは両手を重ねる。
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その瞬間。
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青白い光が広がった。
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森を照らす。
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静かな光。
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温かな光。
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雪猫は少し目を細めた。
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美しい。
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そう思った。
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同時に。
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懐かしいとも感じた。
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なぜかは分からない。
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マリー自身も気付いていなかった。
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その力が。
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かつて失われた古代の術式に極めて近いことを。
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光が広がる。
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砕けた文字が浮かび上がる。
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封印が再起動を始める。
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その時。
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歪みが咆哮した。
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気付いたのだ。
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自分が再び閉じ込められようとしていることに。
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「来るぞ」
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雪猫が刀を抜く。
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歪みが突進した。
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一直線。
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祠へ。
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マリーへ。
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「まずっ!?」
遠くでマッキーが叫ぶ。
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「狙い変わったぞ!」
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巨大な腕が迫る。
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だが。
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雪猫が前へ出る。
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月光が刃を照らした。
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静かな一歩。
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そして。
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一閃。
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世界が止まったように見えた。
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黒い腕が滑る。
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次の瞬間。
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切断。
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巨大な腕が地面へ落ちた。
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「うおぉ……」
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マッキーが思わず漏らす。
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何度見ても慣れない。
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雪猫の剣は異常だった。
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速さではない。
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力でもない。
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まるで。
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そこにあるべき結果を最初から決めているような剣。
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「何回見ても意味分かんねぇな……」
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「考えるな」
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「説明しろ」
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「面倒だ」
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「便利な言葉だな!?」
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歪みが暴れる。
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再生する。
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だが。
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もう遅い。
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マリーが目を開いた。
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青い瞳が光る。
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「封印術式――再接続」
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光が走る。
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祠。
石碑。
森。
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全てが一つに繋がる。
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そして。
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巨大な魔法陣が出現した。
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空中に。
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月のような円環。
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幾重にも重なる文字。
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幻想的な光景。
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マッキーが見上げる。
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「綺麗だな……」
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思わず呟いた。
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次の瞬間。
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光が落ちた。
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歪みを包み込む。
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咆哮。
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抵抗。
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暴走。
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それでも。
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封印は止まらない。
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ゆっくりと。
確実に。
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黒い身体が崩れていく。
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霧へ戻る。
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影へ戻る。
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そして。
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最後には。
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何も残らなかった。
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静寂。
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森に平和が戻る。
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風が吹く。
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虫の声も戻ってきた。
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誰も動かない。
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しばらくして。
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マッキーが座り込む。
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「疲れた……」
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本音だった。
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「死ぬかと思った……」
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「生きている」
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「それは見りゃ分かる!」
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雪猫は少しだけ笑った。
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本当に少しだけ。
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マッキーは固まる。
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「……おい」
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「何だ」
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「今笑ったか?」
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「気のせいだ」
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「絶対笑っただろ」
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「気のせいだ」
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「二回言ったな?」
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マリーはその様子を見ていた。
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そして。
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小さく笑う。
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初めてだった。
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こんな空気を。
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心地良いと思ったのは。
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月が静かに輝いていた。
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そして運命は。
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少しずつ。
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三人を同じ道へ導き始めていた。
――続く




