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20、理由

なんか…俺の周りって恋人しかいないんだな…



「百合…そ、そうかぁ…いや、良いよな。勝手にその可能性を排除してた俺が悪いよな。うん。」



「ゴホンッ…まぁ私たちエルフの女性は魔力もないし生まれた瞬間から基本的に許嫁が村内で決まるのですが…」


「…そんなこと許しません。2人とも私の大好きな恋人です。」


「その事で色々あってね〜。村から出て行けって言われちゃった。」



「それは気にしないんだが…じゃあカランにはなんで行くんだ?住むのか?」



「…同性愛、そして多重婚が認められていますので。エルフということさえバレなければ何にも縛られることなく3人で愛し合っていけます。」



「な、なるほど…」



俺の周りにカップルできすぎて俺がキューピットの可能性出てきたな…



「引いちゃった〜?まぁ仕方ないよね〜。」



「いや、そんなことは全くない。俺は異性がタイプだが…別にお前らが同性愛者だろうと何も思わない。なんなら属性として百合は普通だ。けど…」



「けど…?」



「今のとこ俺がいたパーティー3つとも全部俺以外カップルなんだよ…」



「「…」」

「…w」



こいつらについてわかったことがある。エルフってだけで中身は人間とあんまり変わらない。俺も目で見なきゃ分からなかっただろう。…とりあえずさっき笑ったクレアにはお仕置きしておこう。



「…ひゃっ!」


「?」「…?」



服の中めがけて背中に水を垂らした。魔法は神。



「まぁお前らの事情はわかった。とりあえず夜も遅いし…俺も水浴びしてくるからここで解散で。」



「分かりました。私たちは馬車で寝るので…なるべく離れて寝てください。」



「分かった。他に何かあるか?」



「移動は9時からの予定なのでそれまでに支度していてください。」



「OK。んじゃまた明日な。お休み3人とも。」



「おやすみなさい。」

「…お休みなさい。」

「すみ〜」



3人が馬車に戻ったのを確認して馬車の周りに結界を張る。流石に夜も見張りをするほど元気ではない。出来るところは楽をする、これが大事。



「さ、寝るか〜…」



俺は火を消し土魔法によりかまくら的なのを作る。その中で水浴び…というより身体を綺麗にする魔法をかける。裸は見られたくないし、プライバシーは何よりも大事だ。



「よし…おやすみ〜…」



先程、薪用にカットした木の余りをくっつけて大きな桶をつくる。その中に水を張り、自らに水避けの魔法をかける。即席の水ベッドだ。



「…zzz」



にしても…カップルいいなぁ…



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