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久しぶりに会った幼馴染のスペックが高すぎた!  作者: もち⭐︎オムライス
麗奈の秘密

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6/12

部活動

 「よっ!(けい)!」

 僕の肩を勢いよく叩く。

 「何だよ。龍介(りゅうすけ)。」

 後ろから、肩を叩いたのは村雨龍介(むらさめりゅうすけ)。中学からの親友だ。龍介(りゅうすけ)はイケメンで中学ではめっちゃモテていた。その上優しかったので、怨むにも怨めない。

 「いやー、(けい)が女の子と話せるようになってたことに感心してたんだよ。」

 「余計なお世話だ。」

 たまに鼻につくんだよな。龍介(りゅうすけ)

 「まぁ、また会えてよかったよ。同じ高校でうれしい。」

 「そうか。」

 こうやってなんだかんだうまくいっている仲だ。

 今日は部活動を体験して決める日。僕は体験をせず、部活に入らないつもりだった。

 「(けい)くん!一緒に体験しよう!」

 そうやって僕に体験をさそったのは、麗奈(れな)だ。

 「いや、僕は部活やらないから…」

 「体験するよね!」

 麗奈(れな)は脅迫のように僕に問い詰めてきた。

 「…はい、わかりました…。」

 僕はしょうがなく許可をする。僕に決定権はないのか?そうやって不思議に思っていると、

 「俺も一緒に、体験してもいいかな。」

 龍介(りゅうすけ)は隣で話を聞いていたみたいで、話に入ってきた。

 「いいよー!人が多い方が楽しいからね!」

 麗奈(れな)は軽々しく答える。僕はまだ、許可をしていないのだけれど。

 「まずは陸上行くわよ。」

 僕たちはグランドに向かった。グランドは校舎の隣にあり、とても広かった。

 「俺たち、部活体験に来たんだけど。何をすればいいんですか。」

 「なぜ、龍介(りゅうすけ)が仕切る!」

 「別によくね。」

 龍介(りゅうすけ)はさわやかに言う。

 「さっきから視線を感じると思ってたけど。やっぱり、龍介(りゅうすけ)を見てるよな。」

 「いやー…。そうかもね。」

 爽やかイケメンは困ったものだ。目立って目立ってしょうがない。周りの女子たちがキャッキャキャッキャと騒いでいる。

 「ちょっと、何たいくつな話をしてるのよ!早く体験をするわよ!」

 麗奈(れな)は、たいくつそうに腕を組んでいた。

 「そうだな。」

 そうして始まった体験。陸上の顧問である井上が仕切る。

 「体験の人は準備運動の後に、100メートルを走ってもらう。」

 「私、短距離も得意だからいけるわよ!」

 そう言うと麗奈(れな)は準備運動をさっさとして、スタートラインに立った。

 「セット……スタート!」

 スタートは井上の合図で始まった。麗奈(れな)は始まると、風を切るように走った。

 結果は11秒02。あとちょっとで10秒台、この化け物はどうなっているんだ。

 「麗奈(れな)、短距離もいけるんだな。」 

 「当たり前でしょ!」

 麗奈(れな)は誇り気に言う。

 麗奈(れな)は自分の体験が終わると、飽きた様子で帰る準備をし始めた。

 「もう、体験する必要はないかな。」

 「なんで?」

 「どの部活もやっても同じ結果。簡単過ぎてつまらないわ。だから…、私たちだけの部活を作っちゃおう!」

 「は!?」

 「ただの部活をするのは面白くないから、帰宅部なんてどうだろう!」

 「それだと、ただの部活をしてない人になるな。」

 龍介(りゅうすけ)は指摘する。

 「いや、そうじゃなくて…。私がやりたいのは、帰るまでの5キロを部活にすることよ!」

 「いやっ。ん?どう言うことだ?」

 麗奈(れな)の帰りに付き添ったのが最初で、最終的に部活になるとは思ってなかった。

 僕は今更ながら、麗奈(れな)はスペックが高いだけでなく頭がおかしことに気づいてしまった。

 

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