麗奈の誕生日会
明日は麗奈の誕生日だ。そして今日放課後は、準備をするのだ。僕の親友である龍介は夜ご飯の準備でスーパーへ行った。そして僕はデパートに行ってプレゼントを買うつもりだ。
「相変わらず、このデパートはでかいな。いつも人がいてとても楽しい雰囲気だ。」
「そうだな、圭。」
「いや、まて。何で龍介がいるんだ。スーパーに行ってたはずだろ。」
「行くつもりだったんだが…俺もプレゼントを買った方がいいと思ってな。あと、明日でも夜ご飯の準備できるし。」
「まあそうだな。そう言うことにしよう。」
僕たちは並んでデパートに中に入って行った。
5階建てのデパートは、地下に食べ物、1階にブランド品、二階からはプレゼントになりそうなものが置いてあるようだ。
「最初は俺にプレゼントを決めさせて。だいたい買うものは決めてるから。圭は麗奈と付き合いが長いからプレゼントを選ぶのに時間かかりそうだし、俺が最初の方がいいだろ?」
「まあ、いいけど。」
「よし、ありがとね。」
買うものはもう決まっているのか。と言うことは、最初からスーパーには行かずにプレゼントを買うつもりだったのか。付き合いそんなにないのにプレゼントを買うとか、イケメンすぎるだろ。イケメンなのは顔だけにしてほしいよ。
「で、何を買うの?」
「やはりプレゼントといえば、あれでしょ!」
そう言い僕に見せてきたのはハンカチだった。
「まあ、無難かもな。ハンカチは大きくも小さくもないから相手が貰ってもそんなに困らないんじゃない……かな?」
「いや待て、さっきの間と疑問系は何だ?気に食わないことでもあったのか?」
「いや、嬉しいと思うよ…麗奈なら。決して悪いわけではない、ただ人によってはいやな場合もあるからお菓子が一番無難だと思うけどな。」
「つまりプレゼントはお菓子にしろと言うんだな。圭が言うならしょうがない。そうするよ。」
そう言うと食べ物などがある地下1階に向かった。
「それで来たけど何買えばいいんだ?お菓子って言ってもたくさんあるけど。」
「クッキーでいいんじゃない?」
「クッキーね。まあ普通でいいよな、これにしよう。」
「そうだね。私もクッキーがいいと思う!女の子は甘いもの好きだからね!」
「ん?…何だ南か。」
南がいつのまにか僕たちの背後にいた。南も買い物に来ていたのだろうか。
「圭ちゃん!なんか反応薄くない?もっとなんかそのー…(わっ!)とか(ふぎー!?)とかなんか驚けなかったの?」
「びっくりしてないのに驚くのは無理があるだろ。それと(わっ!)とかならわかるけど(ふぎー!?)ってのは何だ?ナマコでも潰れたかのような声かと思ったよ。」
「ナマコってなんだー!ナマコってー!」
「君たち俺を会話から置いてかないでくれないか?悲しくなってくるよー…。」
龍介は悲しげな表情で地面に俯いていた。
「ごめん、ごめん。わざとじゃないんだ。話が盛り上がってつい…」
「って言うか、南さんめっちゃ喋るんだな。雰囲気が思ってたのと違う。」
「まあ、私は元気な女の子ですからねー!」
元気なのは理由なってない。まあ、元気だからしょうがないか。
「で、南は何を買いに来たんだ?」
「圭ちゃんには、な・い・しょ!」
「別にいいだろ。さっさと言わないか!言わないと脇くすぐるぞー!」
「ちょ、ちょっと待って…!やばいやばい、くすぐらないでー!お腹が痛いー!」
南は涙目で笑いながら対抗していたが、くすぐられていたため力がでず…無残にも力尽き。
「話してくれるよな。協力してもらいます。」
「はい…わかりましたー。」
「よし、それでいいのだ。」
南は結局、麗奈の誕生日パーティーの手伝いをすることになった。




