空の頂へ
険しい崖道を駆け上がり、遭遇する敵をなぎ倒していく。
「くそ、もうここまで!」
戦う敵は皇国兵ばかりだが、皇国兵の属性は雷なのでワンダの武器防具が活躍する。
「……凪払い!ん?」
……凪払いをした瞬間、、ピシッと音がなる
そして、凪払いの文字が塗りつぶされ、目の前に謎の文字が浮かび上がる
****パネルのボタンを押して下さい****
体が勝手に動いたかのように、聖剣を引き抜きその文字を切る
「辻斬り!!」
【凪払いの熟練度がMAXになりました】
【必殺技が解放されました】
の、文字と。
光る斬撃が皇国兵を吹き飛ばした
「お、ようやく必殺技解放されたんか」
という凍慈の声を流し聞きしながら……
「……これ、、似てる」
「?」
トリトルとジェファン戦で出したあの光の斬撃がかぶる。
「……でもちょっと違う気もするんだよな」
****必殺技は1戦闘につき1度しか使うことは出来ません****
え?なんで?
****また、必殺技にも熟練度があります****
待って、ならバンバン使わせてくれないかな?
1戦闘につき1回って、もし次が100回とかだったら…
****必殺技ですが、専用のバレットにセットするのを忘れずに****
え?これもセットなの?
いや、普通に覚えられるんだが??
****使うタイミングをみて出し惜しみせず、どんどん使って下さいね****
「まって、1戦闘1回なのにどんどんとは??」
「そうでもせんと熟練度上がらんからな」
「……理不尽っ!!」
「忙しいやっちゃなー。あ、全員分の必殺技のセット忘れなやー!」
「……めちゃくちゃ作業っっ」
進んだ先のキャンプ地
「シゲ!見て!」
アリアが下を指差せば、広大な景色が飛び込んで来る
「この場所は最東に位置しておりますので、西側を見下ろせば全て見渡せます」
「残る宝玉は6つね。この更に天空の月の都、あの白い山々は最北端のアイスランドね」
「凍慈兄さんの産まれた国だよね?変わった文字の国」
「……あー、せやったな~」
「そうなの?」
「いちお、凍慈は登場キャラやからな」
そして……ガルーダが指差す先、中央に陣取る巨大な国、皇国・アウゼンハイド。
「かの国と隣接しているのは宵闇のオルブラッドだ。そして、その下にある……」
「うわ、何あの凄いデカイ木……」
この場所よりも更に遥か上空まで伸びる巨大な木。
「……マナの木だよ」
「マナの木……?」
「あそこはマナの女神様が住まう木で……、ライトリアスのオルランドですよ、勇者様」
ガルーダからの説明を聞くシゲの隣。
アリアが両手を合わせて、すっと祈りを捧げる。
「あれが、マナの木か…。実際観ると凄いもんやな」
遠目からもわかる、その巨大な木。
悠久の歴史が詰まる神秘的な木から…目が離せない。
「食事にしましょう。アメジストの宝玉まではもう少しです」
「…………貴方が、、」
「え?」
何かを言ったアリアと目が合う。
ニコッと笑うと、手を引いてキャンプの椅子へ。
「楽しみだね!ウィングバードのご飯」
「そろそろ肉が食べたいところやな」
既に簡易キッチンにはガルーダが立っており、てきぱきと料理を作っている。
「ウィングバードの名物くらいしか作れませんが…」
そう言って出来上がったご飯が机に並ぶ。
【ウィングバードの名物・コカシチューとコカエッグパン】の文字が踊り、美味しそうな匂いが…。
「コカシチュー……?」
「……コカトリスや」
「あ、あの……鶏もどき……」
パンとシチューを一緒に食べると、スパイシーな味付けが口に広がる。
「……やっぱ、ご飯美味い」
「いや、ほんまにな」
【雷耐性+25】
【風耐性+25】
【獲得賞金+20%】
が、付与されましたの文字と。
「つぎ、ボスか…」
「女神像とセーブポイントもあるしな」
他愛ない会話と食事が終了し、、シゲは一度パンっと頬を叩く。
「よし、行こう」
開けた場所へと歩みを進めた。




