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勇者に転生したけど理不尽だ  作者: 甘味好き
いざ、神獣巡りの旅へ!
30/44

クラスチェンジ!




「アトランティスの大神殿は王の間やってんな」


クラスチェンジしたいと話しかけると、ネプチューンが王座から立ち上がる。


「大神官をここへ」


さっきは色々あって王の間をよく見れてなかったけれど…。


天井は高く、ドームのような結界で外の景色が見える。

色とりどりの魚が泳ぎ、王座の後ろは海水の滝が流れていて、足元から外へと排出されている。


王の間全体が海面と更にその遥か上空の太陽光が反射して、真っ青に見える幻想的な空間だ。


「(普通に癒される空間なのにな、、なんか…勿体ない…)」


シゲの視線の先にはトリトルがいて。

腕を組んだまま、、やはりムスッとしている。



「お待たせ致しました!勇者様。クラスチェンジですね」



ぜひとも勇者を誰かと交換(チェンジ)……



****勇者シゲ****



………来るとは思った。



****クラスチェンジについて説明します****



ステータス画面が開き、【クラスチェンジについて】の文字が。


下級職から一つ上の上位職へ進化する事で、4段階の進化があるそうだ。

しかもクラスチェンジ後にサブ武器の解放があるとか。



「4回!?ちょっと待って!?情報多すぎる!!」



勇者と聖女は分岐はないが、他のメンバーは最初のクラスチェンジは光と闇の2分岐。

その次は更に分岐があると書かれていて…。


****最初のクラスチェンジは20で、その次は45となります。

外見や性能が大幅に向上しますので、忘れずに行って下さいね!****


「あーーー。これは初心者には難しいか……。しかも説明書なしでやもんな…」


ちょっと見せてみ、と言われてジョブ表を見せる。


「弓兵は前作と対して変わって、、フォレストマニアは知らん。過去作にはなかったしな…」


弓兵

白ルート

      →盗賊→怪盗→ロビンフット

レンジャー

      →探検家→求道者→フォレストマニア


黒ルート

短剣士→弓使い→弓術師→弓導師


「俺は無難にレンジャーにするわ…。短剣使えるようになるしな」


「私は、どうしたら?」


そうセピアに聞かれ、今度は黒魔法使いを開く。


黒魔法使い

白ルート

    →白魔女→ウィッチ→賢者

白魔術師

    →探求師→飽きし探術者→隠者


黒ルート

黒魔術師→剣魔法師→交わりの術者→赤魔導師



「赤魔導師一択や」


もはや即答レベルの速さだ…。


「えっ!?そうなの!?」


と、驚くシゲとは対照的に、セピアは「わかったわ」と一言。


「剣最初から使える設定やしな、よし、決まり決まり」



ちなみに勇者は

見習い勇者→駆け出し勇者→目覚めし勇者→聖なる勇者


聖女であるアリアは

白魔法使い→見習い聖女→聖女→闇を晴らす者


らしい。

なんだろう、俺だけずっと勇者で統一されてるんだけど……。


もう少し勇者もオシャレなのになってもよくない?


「勇者、英語だと……」


「ブレイブとかヒーロー?」


「………ブレイブが良いなぁ」


「あれや、勇者にも特権があんねん。知らんけど」


「いーーーなーーー、俺も名前変わりたい……」





「決まりましたか?」


大神官からそう声をかけられると、ネプチューンの王座の背後の滝が真っ二つに割れ、青紫の巨大な宝石が姿を現す。


「タンザナイト。綺麗…」


「本来ならば宝玉に触らなければクラスチェンジは出来ないが…」


「えっ!?」


「あ、ほんまや、忘れとった」


何でそんな大事な事、今思い出すのかっ……。


わざわざ大神官まで来てくれてるんだけどどうすんだ??


「ウンディーネ様がこちらにいらっしゃるので可能だ」


ほっと息を吐くシゲを横目に、「アカンかったら炎の宝玉でやればえーかなって」と軽い凍慈。


「………軽いっ」


なんでも、大神殿の宝石は宝玉とリンクしており、守護者がいれば力を引き出す事が可能、らしい。


「よいな、トリトル」


ふんっとやはりそっぽを向くトリトル。


「ウンディーネが嫌だって言ったら…、、イテッ!?」


トリトルの頭上から真っ青の髪、真っ青の瞳、そして人魚のような女性が姿を現し、トリトルの頭を一発小突く。


「………ちっ」


「まずは様をつけなさい。そしてウンディーネ様はお前のように心狭くないわ、馬鹿者」


「まずは勇者様、こちらへ」


巨大な宝石の真下へ。


「さぁ、クラスチェンジしたい、と、強く願って下さい」



クラスチェンジしたいかどうか、より。


クラスチェンジしたら、また一歩、責任が肩にのし掛かるんだろうな、という気持ちが強い。


「形式的なもんやから、さっとやってまお」


なんて凍慈は言っていたけれど。


世界を救う旅なのに。本当に何も思わないのだろうか?



【貴方にマナの導きがあらんことを……】



どこかで誰かの声が聞こえて、カッと光に包まれ、王の間に光が弾けるように広がった……。



【見習い勇者は駆け出し勇者にクラスチェンジしました!】


の、テロップ、バンバンと上がるステータス、そして見た目は“村人”感のある格好から、専用の防具を装着した、少しだけ勇者のような装いへ。


そして腰には聖剣を仕舞う専用の鞘が。


「(そういや、装備ってつけても見た目は変わらなかったけど、、クラスチェンジで変わってくんだな……)」



既に光に包まれるアリアを見ながら、、腰へと移動した聖剣が……ほんの少しだけ重たくなった気がした。




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