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勇者に転生したけど理不尽だ  作者: 甘味好き
邪神へ続く道
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102/133

闇夜の攻防 ㊦



最初の部屋から既に試練だった



「………オクタビウスとかフェンリルとか、今までの謎解きと違って、こっちはまぁ、わりとシステムは簡単や」


「簡単なのに苦手なのか……」


最初の部屋には3つの扉のような壁があり、1ヵ所、右端だけ開いていた。


「分かりやすく言うとやな。まぁ、何でも良いから鍵いっぺん使ってみ」


真ん中の扉と左端の鍵穴は青


真ん中の扉に青の鍵を使ってみると、扉は開き……その鍵穴は赤へと変わる


そして、右端の扉は音を立てて閉まることとなり、鍵穴は青へ


 

「………えっ!??」

 


左端に青の鍵を使えば、真ん中の扉は閉まり、鍵穴は赤へ


「ここの部屋は1ヵ所しか扉は開かんってこっちゃ」


「………うわ、、嫌なタイプの仕掛けだ」


「これがこのダンジョンの扉全てに適用されとる」


「やっぱりネカフェ行こうぜ…」


「ちなみに俺は毎回、攻略サイトみてやる派やからあんま期待せんといてや」



一旦、最初の部屋の右端の扉から調べる事に


「………宝箱だけ」


「まぁ、そんな部屋もあるやろな」


ゲームやし。と、軽い返事を返す凍慈。


いや待って待って、、ならこの扉なくてもよくない!?


「まぁ、俺は今最悪なパターンに気付いたところや」


「………えっ?既に最悪なパターンだけど!?」


再び戻ると、今度は真ん中の扉へ


「………この壁、開くの?」


台座のみで、あとは何もない行き止まりのようにも見える


「いや、鍵のみで、どっか開いてどっか閉まるパターンやろな」


台座には青の鍵穴


鍵を使えば、【何かが動く音がした……】というテロップ


そして台座には文字が浮かび上がる



【与えれた致命傷は左足。封印しかあるまい】


「…どういう意味?」


ふと、フェンリルの石盤を思い出した。


「あー、なるほど…。なんかわかって来たぞ…。待って面倒くさい……」


これ、台座に何かのヒントがあるやつだろ!!


パターンわかって来たんだからな!!


「面倒くさいのはこれからやで……」


更に進めば、上に行く下に行く、行き先の扉に鍵穴がなく、開かず戻って違う部屋を調べて開いて……


「あ、二つ目…。【グレイプニルの脚は速く、腹心はなすすべなく奥の部屋へと追い込まれる】」


「……さて、またどっか開閉したでー」


通れた場所が閉まって、今度は下りれない、上れない………


「……攻略本下さァァい!」


「特殊開閉とか無かったらえーけどな」


「フラグみたいな事言うのやめてもらっても良いですか?」


もしかしてさっきの最悪なって、、それの事??


「……あー、えっとこの扉はどこの鍵穴だっけ……」


迷っている間、良かった事といえばレベルが順調に上がってっているくらいで…、続く似たような景色。

進展が全くわからないのはかなり大変な作業だった。


「いや、ほんま面倒臭いっ」


そんな二人のやり取りをみて、小さな溜め息をついたリア。


「はぁ。仕方ない勇者だな。はい、ここまでの地図」


手書きだけれど、開いた箇所に数字が振ってあって。


「……あ、これ連動してるやつが対の番号か。凄い…」


「攻略サイトの地図もこんな感じや」


「世界地図を……」


そう言ったリアはおもむろに耳の上を触る仕草をして、すっと視線を外した。


「え?」


「……………何でもないよ」


不安な時に見せるその癖と、ポツリと言った言葉の続きは聞けなかったけれど……。


そこからはかなりマシになった。


追加でリアは地図を書きこんでくれるし。


「よし、、ようやく!」


そして、地下3階に到達した時


「………なぁ、これ、何?」


3つの真ん中のない道、その先には3つの扉



「……黒は、架け橋ってこれの事かな?」


アリアがそういうと、ガルーダが地面を指差す


「地面に鍵穴が」


「よし、1つ1つ調べよう!」


「待て待て」


右端の鍵穴に向かおうとしたシゲを、凍慈が止めた



「……?」


「黒は架け橋。そんで、なんやった?」


「……あ、道を間違うな……?」


え?待って、、3択??そこは2択にしようぜ……。



「……もしかして、台座の文字がヒント?」


とりあえずメモした紙を取り出してみるが……



【与えれた致命傷は左足。封印しかあるまい】


【グレイプニルの脚は速く、腹心はなすすべなく奥の部屋へと追い込まれる】


【奴の名はベヒーモス。邪神の腹心なり。ここから出してはならない】


【ベヒーモスは真っ直ぐにしか走らない。見越して橋を落とすべし】


【間違った道は奈落の底へ。正しき道は帰り道】


【ベヒーモスの跳躍を持ってすれば、この道は意味をなさない。何故なら、飛び越えられるからだ】



「……一旦、わかった事は、間違った道は奈落の底、かな」



待って、なんでそんな大事な事教えてくれないんだ。


え?教えてくれても良くない?


本当に攻略本下さい…



すみません。

ベヒーモスが、ベビーになっていたので修正していますm(__;)m

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