第七十二話 キラvsノイズ、バカはどっちだ?
ついにノイズ、工場見学です。
しかし普通に見学して普通に終わるはずもなく、今回も問題児たちがしっかり仕事をしてくれます。
キラとノイズ。
バカとバカがぶつかった時、何が起きるのか。
どうぞご覧ください。
さてノイズついに工場見学。
ノイズに釘をシズカは刺します。
「ニコニコして特に話はしないでください。
握手やサインには応じないでください。
とにかく黙って工場を見学でおしまいですよ。
いいですね。」
ノイズは思います。
(少しくらい話してもバカはバレないと思うよ。シズカさんは神経質だな。)
ノイズは客観性がないので自分が壊滅的人類代表バカの認識はありません。
さて見学にはどうしても動いている様子が見たいとノイズが駄々を捏ねたので工場には人がいます。
工場の空気は熱いです。
元々熱いですがノイズ来訪でさらに熱気が帯びてます。
ちなみに念のためスキル補正祈りをかけるためにアヤメにも同行してもらっています。
アヤメ。
(僕のスキル必要ってやっぱりノイズ様アホなんだな…。僕のお嫁さんポジション、アンさんに譲ろうかな?)
そんなことを考えていました。
祈りの補正のおかげかノイズは神々しく見えます。
やっぱりアヤメ同行は正解だったようです。
「これが攪拌機です。本店より10倍大きいです。ホテルに卸していますから。」
ノイズは頷くだけです。
女性従業員からため息が。
これをよく思っていないのがキラです。
(何だよみんなノイズノイズって。新興宗教かよ?ただ顔がいいだけじゃねえかよ?)
シズカはあらかじめ従業員に言っておきました。
「実はノイズ様とても口下手で恥ずかしがり屋です。決して話しかけないでください。よろしくお願いします。」
キラもチラチラノイズを見て仕事をミスします。
さらにそばにいるアヤメが気になりました。
従業員は渋々キラの片付けをしました。
ノイズは見ていて気づきました。
「シズカさんどうしたの?何かこぼした?」
「ノイズ様見てきますからここにいてください。」
アヤメとノイズはほったらかし。
そこに抜けてきたキラ。
ミスの張本人なのに。
理由はアヤメを見るため。
(男の子?女の子?でも綺麗な子だ。運命かもしれない。)
「君、夜暇?よかったらご飯食べよう。」
キラは職場でナンパはダメだと言われているのに。
アヤメ。
(男の人だ。僕?怖い。)
割って入るノイズ。
「アヤメさんは僕の八人目のお嫁さんなんだ。ごめんね。」
キラは懲りません。
「ノイズ様、8人もいるなら1人ください。僕はこの人に運命を感じます。アヤメさん?僕と付き合ってください。」
アヤメは
「無理です。ごめんなさい。」
キラは思います。
(まあいきなり口説いても無理か。数打てばそのうち当たる。ノイズバカ説あったな聞いてみたい。)
「ノイズ様、この工場何のために建っているか知ってますか?」
「ホテルがパンを食べたいから。」
キラは一瞬真顔になります。
微妙に違います。
キラは迷いました。
(ちょっと違うけど断定はできないな。)
シズカが来ました。
「どうしましたか?キラさん、アヤメさんはダメですよ。本当に節操がない。
そういう男の人は嫌いです。」
キラはショックを受けて仕事に戻りました。
追い討ち。
「次何かしたらクビですからね。」
ノイズは言います。
「あの人は人のもの欲しい人?」
全く見当違いです。
でもアヤメはノイズの好感度が少し上がりました。
シズカは知りません。
キラがノイズを試したことを。
ノイズバカ疑惑は変わらないことを。
無事?見学が終わり帰ります。
ゲートだから直通。
すぐ帰宅しました。
「大きい機械がぐわんぐわん回っていてね。すごかったよ。」
零は切り返します。
「ノイズ兄さんボキャ貧。もっと描写できないと主人公下ろされるよ。
カロウ様やイキモさん狙ってるし。」
結局家の人間はノイズが工場で何を見てきたのかはわからないのでした。
今回はここまで。
結局キラの方がバカと言うことでお話を締めます。
ではまた次回。
第七十三話に続く。
キラはやっぱりキラでした。
そしてノイズもやっぱりノイズでした。
ある意味、期待を裏切らない二人ですね。
ただ今回は、そんな中でアヤメの心情が少しだけ動いた回でもあります。
本人は不本意かもしれませんが、ノイズの好感度がわずかに上がりました。
本当にわずかに。
そして家に帰っても、結局ノイズはノイズのまま。
工場見学の感想があまりにも貧弱で、零のツッコミも冴えていました。
次回も引き続き、騒がしい日常をお楽しみください。




