('A`;):それって、クーリング・オフききますか?
前略
タカシです。
二日後に訪れた筋肉痛という敵に辛勝(?)し終えた時、凜とした人からお呼びがかかりました。
そうして、どこか神聖的ともいえる荘厳な和室へと案内されては向かい合っていたのですが、その間にある机の上には束ねられた紙の束をこちら渡して説明されてこられました。
なんでも、書類に本人の直筆が必要なんだそうです。
あと、ハンコまたは拇印(可)も必要だそうです。
よくわかりませんが、部外者を宿泊させているという事で、誓約書的なものが急遽必要なのだそうです。
ですが、それらを凜とした方が代筆で行っていたら書簡係に駄目出しをされたとのことです。
"堅物な奴だが有能での……一筆いれるだけでかまわぬから、したためてくれればそれでよい"と手渡されました。
誓約書なので自信の宣言的なものという事になる様ですが、渡された書面を実際に見せてもらいましたが・・・
文字が崩れすぎて何て書いてあるのか、まったくよくわかりません。
"文字が汚い"というわけでもなく、かなり綺麗で尚且つ達筆で書かれているというのは理解できるのですが、こう一部の"ひらがな"や"漢字"ぐらいしか判別できません。
こういうのはたしか、行書よりももっと崩した文字とかいうのがあったと思いますが……そういったものなのでしょうか?
それにしても、縦書きの箇条書きとなっている代物というのは分かりますが、内容を知らないままというのは、気持ちの良いものではありません。
申し訳なく思いながらも、箇条書きの部分を一つ一つ説明していただきました。
結果、要約すると施設に損壊などを起こさないや、迷惑行為を行わない、使用したい施設があれば先立って申請をする、業務の妨げないこと、用立てが起きた時には協力するなどなど、当たり障りのない内容の事が羅列されていました。
なんというか、社会的に見てもいたって普通の事が記載されていることがわかりました。
この内容に照らし合わす形で、今まで自分が行ってきたことを振り返ってみるも、一応はこの箇条書きの内容にはなっていたことで、問題が起きていないことも確認がとれました。
そうして、各書面の最後のところに、凜とした方と自分の名が必要とのことで、それぞれの書面に名前を書いては、拇印をと思ったとき、凜とした方がいきなり指を切っては押し付けていました。
朱肉はないのでしょうか?
血判なのはどうなのかと思いますが……
そのまま、流されるままに刃物で傷をつけた指を使い、説明されるがままに、その隣にと書類に押していきます。
モノによっては、割り印の様にと紙をズラシかさねた後に、凜とした方のさらに上へと重ねる様にという形でいろいろと押していきました。
そういえば、凜とした人の名前は分からず仕舞でした。
なにせ、これも立派に綺麗な崩れた文字になっていて、読めませんでした。
最後の一枚が終わったところで"とりあえずは之で終わりとなる。貴様としては不本意であろうが……、我がおるから悪くせぬからな。一生安心しろ。"と、小さく微笑みながらおっしゃられては、書類をもってイソイソという感じでその場を去られていきました。
ただ、扉から出る際に"今後ともよろしく頼むぞ"という感じの、何かしらの意味があるような言葉をこぼしていた様な気がしました。
追伸
再び道場で身体を動かしていると、お手伝いの方々が現れては、高貴な方々が来られる御用立てがあるので、協力してほしいと、そういわれては、書面の事を思い出し、協力することになっていたため、わかりました。と、しばらく、離れでおとなしくしてました。
そうして、夕刻?になる頃合いに、凜とした方が現れました。
ただ、何故か今までとは違う、白を強く基調とした巫女服姿で、尚且つ長い直刀?の様な物を携えていました。
そうして"今是に渡る許可がおりたぞ。《《今度は》》我も一緒だ。うれしかろう?"と、満面の笑みを醸し出しては、とても嬉しそうにし、そして、自分の腕を引っ張り上げては、最初にこの場所に来た部屋から、同じ様にぐにゃりと視界がゆがんだかと思えば、見覚えのある、あの社の中に現れました。
ただ、その移動中にすれ違った給仕の方々から
"かしょくの契り、ほぎごと申し上げます"
という、まるで祝う様な言葉がかけられ続けていた様な……
ちぎりとかだと、マサカ、知らないうちに契約とか?
でも、えぇ……?
('A`;):それって、ク、クーリング・オフききますか?
???「コトワル」(ニッコリ




