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森を操りし、、〜親を超えていく者〜
「もう、なんなのよあの化け物は……!」
私の美しい箱庭に似つかわしくない、忌々しい不純物め。
何度もgfpt4d4'7を上書きして縛り付けてあげたと思っているの? なんであんなに自由に、私の理を食い破れるわけ?
「……まあ、いいわ。まだ『3体』残っているもの。あいつらに任せるとしましょう」
女は空中に浮かぶ無数のモニターを、苛立たしげに払いのけた。
画面の端には、外の世界からノイズのように干渉してくる人間たちの姿も映っている。
「せいぜい、最後まで見せてもらうわよ。そのカウントが『0』を通り越し、取り返しのつかない『マイナス』に突き落とされる瞬間まで」
ふと、彼女の唇が歪な形に吊り上がった。
「でも、少しだけ『改良』を加えてあげようかしら。あの25メートルの巨体すら屠る鬼……それをさらに食い潰す、もっと凶悪な捕食者が必要ね」
彼女の指先が、虚空にある見えない鍵盤を叩く。
「そうだ。私の『特製』を落としてあげましょう。鬼を殺し、死人を貪る、最高傑作を」
冷酷な笑い声が、誰もいないはずの観測室に響き渡る。
「さあ、せいぜい抵抗しなさいな。死という名の螺旋の中で、永遠に――」




