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「呪われた体を引きずりながら、我等と巡り合うまでよくぞ生き延びてくれた

我が友よ!」


「サク。あんまり無双すると不謹慎だって」


 クーラーで快適なせいかサクが雄弁になる。


 物の怪アレルギーなのに、よく捕獲作業をしたと言いたいんだろう。


 呪いって聞くとRPG感が強くなるな。


(あながち間違ってはいないよな)


 視える体質であることがオレにとっては呪いと変わらない。


「司? まだ気持ち悪い?」


「ああ。だいじょうぶ。マシになってきたから」


 黙ったままのオレを気づかうマサノリに軽く笑いかけた。


 初めて会ったときは面倒くさいヤツと思ったけれど、実際は気配り上手なヤツだった。


 いつも冷静に物事を見ているし、オカルトの知識が物の怪の捕獲にとても役立っている。


「悪りぃ。ちょっと調子に乗り過ぎた」


「光の申し子が下を向くなよ」


 うなだれるサクを励ますと、すぐに「おおっ真の友よ! 我等で世界を救おうぞ」と顔を上げた。


 基本的にテンションが高いサクにも気持ちが救われている。


「私の体に巣食う忌まわしき呪いをどうか解いてくれ我が友よ!」


 今度はオレがサクの手を握り厨二病全開の台詞を口にした。


「司もサクの扱い上手くなったよね」とマサノリが感心したようにつぶやく。


 彼とのつき合いが長いサクも、気持ちの上で物の怪に対する免疫があった。


 気配を感じただけで体調を崩す度に情けなくなっても、その明るさでいつも引っ張りあげてくれる。


 ・・・・・・もしかしたら光の申し子がオレの呪いを祓ってくれるんじゃないかと期待してしまうほどには。



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