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白雪学園ッ!!  作者: 白雪の気(三狂)
プール編
16/33

手ェ出すな

これは全くをもってグロ作品ではありませんが、行き過ぎたギャグ、えぐい表現がありますので、少し注意してください。

(ドゴォ!!)

そのとき、背後でものすごい音が鳴った。

「カ…カハッ!!」

ロスがプールの中に倒れ込み、気を失った。

「!?」

千尋とフリーが慌てて駆け寄る。

「水鉄砲がめり込んでる…?」

ロスの背には水鉄砲がめり込んでおり、ロスの口から少しばかり血が出ていた。

その拍子にロスの紙風船が水につき、ふやけて割れた。

「ロス!!ロス!!」

「しっかりするネ しぶとさ見せろヨ」

カタコトだが、わかりやすくフリーが焦っている。

「蜘蛛男ッ!!」

サニーが察し、蜘蛛男の方に向かっていく。

「おおっとぉ」

それをロッドが防いだ。

「今はどけ、勝負ならあとで…」

しかし、ロッドは聞かずに水鉄砲をサニーの顔面に叩きつけた。

「ッッ!?」

「すまん、手が滑ったァ」

ロッドはわざとらしく手を挙げた。

「あいつッ!!」

思わずソウルとジャンの足が動く。

「待てッッ!!」

しかし、ロッドが止めた。

「これは試合、負けたお前らが乱入していい訳ないだろ?」

「どきなさい厨二病、さもないと……」

ソウルは弓を取り出した。

「へぇ……」

ロッドも構える。

しかし、ロキだけなにもわからずその場に立ち尽くしていた。

「リーダー…こんなこと知りませんが……」

「当たり前だろ?お前みたいなバカ真面目に任せたって止められるだけ、黙ってやらせてもらった。」

「計画していたこと、認めましたね…!!」

ロキはプールを区切るロープをちぎり取り、リーダーに向かって構えた。

「なぜロスを?」

千尋が言った。

「楽しそうに遊んでたテメェらの首筋見てたら、我慢ならなくてなァ。あの銀髪じゃなくても、「誰でも」できたんだぜ?」

(スパッ!!)

その時だった。

蜘蛛男の義手義足が真っ二つになり、水面に落ちていった。

義手が取れた手を見ると、刀に形の似た刃が顕になった。

「それがシェフとカラクリ人形達をやった刃ですか…」

ソウルは遠くから、ロキもすぐさま構える。

「させるかよッ!!」

すると、サニーは丸腰で蜘蛛男をぶん殴った。

「ソウル!!お前は手ぇ出すなッ!!勝負でこいつはボコボコにしてやるッ!!」

「だと思いましたよ…死なないでくださいね〜」

「大丈夫なの…?」

「大丈夫ですよ、サニーですから」

「そんじゃ…」

(シュパッ!!)

ロキはロープでロッドを捉え、プールサイドに上がる。

「説明してもらおうか…」

すると、ロッドは口角を上げながらすんなり答えた。

「俺はリーダーに命令されただけだ、尊敬してる相手の指示は聞くだろ?」

ロキはすぐさま「ウソ」とわかった。

いつも一緒にいるんだ、相方のウソくらいすぐわかる。

昨日まで「リーダーめんどくせぇ」といいながら今日いきなり従うとか言うことは、ロッドのプライドではありえないことだった。

そして、ロッドはウソをつくとき、「口角」が上がるのだ。

「脅されてんな?」

ロッドの口角がさがる。

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