第2話 工事代金未払いで訴えられるなんて時代は変わったよ
一通の電話が部長宛てにかかってきた。
「あん?なんだって?
あんたのところさ、うちとは仕事してそんなに経ってないよね。
なのにお金が欲しいってどういうこと?
今は修業期間なの、うちと永く付き合っていきたいならさぁそんなはした金で裁判とかやめときなよ。
うちはね、代金なんて支払わないよ。」
部長はそう言うと乱暴に受話器を置いた。
「部長、何の電話だったんですか?」
ベテランの事務員が聞く。
「いやね、最近うちの下請けで入った会社がね、工事代金を払えって言うんだよ。
工事部からこのクレーマー何とかしてくれって言われて、うちの部にかけてくるように言っておいたんだけどマジで電話きやがったわ。」
「いやー非常識な会社ですね。」
「まったくだよ。
工事代金が1000万を超えるまでは支払いはしないって言ってやったよ。
それなのにしつこく電話してきやがって、そしたら裁判するって言いやがった。
昔はね、永く付き合う会社とは無料で工事を引きうけるもんだったんだよ。
それなのに最近の会社ときたらすぐに金を払えって言ってくる。
いやだね、時代は変わってしまって俺は悲しいよ。」
最後まで読んでいただきありがとうございます!
続きが気になったらブックマークで応援いただけると執筆の励みになります。




