第13話 仕事をしなくていいと言われたのに
採用した4名から何の仕事をしたらよいかと相談を受けた。
チームで年齢が近い私に聞いたのだろう。
「電話対応をお願いできますか。」
と依頼した。
彼らは順番交代で電話を取るようになった。
課長と副部長にも彼らに何の仕事をさせたほうがいいかと相談したが
「放っておけ」
と言われた。
ある日出張から帰ってくると副部長から呼び出された。
「中途で採用した1人からお前からパワハラを受けていると相談を受けた。
本当か?」
「いえ、パワハラどころか彼女の仕事は電話応対だけです。」
「それがパワハラだって言ってんだよ!
今回の面接では仕事はしなくていいと伝えてある。
それなのに電話応対をさせるとは何事だ!
彼女はストレスとショックで今日は休んでしまっている。」
「そんな話初耳です。
なぜ中途で取った4名全員にそう言っているんですか。」
「いや、3名の女性には仕事はしなくていいから出社だけしてくれと言っている。」
会議室を出て中途で入り今日出社している3人に話を聞いた。
たしかに女性2人は仕事をしなくていいと面接のときに言われた。
そんなまさかと思い、他に内定がなかったのでこの会社に入った。
すると本当に仕事をしなくていい状態だった。
申し訳なくて今は電話応対をしているという。
それを聞いていた中途の男性は驚いていた。
翌日出社した彼女に謝罪して1日中遊んでいていいと伝えて事なきをえた。
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