第12話 求人票詐欺
中途社員を一度に4人採用した。
その時のチームの構成は部長1、副部長1、課長1、一般4の7人構成である。
そのうち実業務を行うのは課長1と一般4の5人である。
人事部には1名採用と稟議書を提出し承認をもらい面接を担当した副部長は4人採用したのである。
副部長いわく3人採用する腹積もりだったが面接の場で採用と伝えてしまったので取り消すことができない状態だった。
最後の1人は不採用にしようと思っていたが面接が始まった瞬間、「採用」と言ってしまったと話していた。
中途採用ではあるが未経験者採用であった為どのようにして研修を行うのかと聞いたところ。
「半年間は適当に通わすだけにしたらいい。
仕事は任せなくていい。
そもそも仕事量は増えていないのだから既存のメンバーで対応できる。」
何を考えて採用したのかと聞いたところ
「他部署より人員が足りないと話を聞いた。
忙しく中途採用活動もできていないらしい。
なのでうちの部署で4人採用して他部署に受け入れ準備ができたら異動させたらいい。」
「面接の場で1年以内での異動があるかもしれないと説明して了承をもらっていますか。」
「いや、そんなことは話していない。」
「では、人員が不足している他部署とは時期を見て異動させるという話がすでにできているということですか?」
「いや、これから話す。会社に入ってしまえばこっちのもんよ。有無を言わせず異動させる。」
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