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MoB メタルオブビースト  作者: クロウサ


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9/9

9 新人戦 本戦1回戦

 

『おめでとさん、16人の新人ちゃん達!今残ってるお前らが本戦出場の16名達だ、本戦は今から1時間後に観客達のいる会場で行われる、それまでは自由時間だが時間厳守だちゃんと集まれよー』


 実況者の放送を聞き改めて本戦出場の16枠に入ったことを確認したクロノはフッーと一息して肩に入っていた力が抜け出した


『そうそう、お前らの獲得ポイントから算出して1回戦の試合順が決まってるから、そのデータを送っといたから各自確認しとけよ』


 クロノは自分の試合が何戦目なのかを確認する、確認したクロノはハァーと小さくため息をつく、クロノの試合は1戦目つまり、本戦の始まりはクロノの試合からなのだ


            ◯


 予選を終えひと段落を終えたクロノはバハムートから降りて選手待機室で少し休憩をしてから本戦会場に向かおうとしていた


「よっ!クロノ本戦出場おめでとな!と言うかお前レジェンド乗りだったのかよ」


「クマノさん!ありがとうございます、クマノさんも本戦出場ですね、と言うか…」


「まさか本戦1回戦目が俺たちとはな、こりゃあ本当に運命を感じちゃうな〜」


「本当にまさかですね」


「けど、試合じゃこう仲良くも話せやしない、全力でお前を倒しに行くぜ、俺はレジェンドにも負けない実力だかんな!」


「僕も負けませんよ!」


「そいじゃあ試合でな!クロノ!」


 クマノは部屋を出る時にクロノに手を上げて、その場から去っていった


 それからしばらくしてからクロノも選手待機室を出て本戦会場へと向かっていった


            ◯


 本戦会場に着いたクロノは早速リョクに連絡をして、それからすぐにティタノマギアの一同と合流をした


「よくやったなクロノ!予選での活躍かなりの注目を集めれたぜ、その調子で本戦も頑張ってくれよ!」


「はい!本戦ではきっと優勝して見せます!」


 社長の期待に応えるように力強く返答するクロノ


「予選と本戦では相手のレベルは全然違う、全員が予選で戦ったフォンと同等いやそれ以上だと思え」


「それに先に情報があったのは実況者に紹介された3人のみそのうち一人はクロノ君が倒し、もう一人は、別の一人に倒され、事前情報を持ってるのはラグナレクのマサムネのみ、しかし彼と当たるとしたら決勝、それまではデータなしのその場での、対応になります、気をつけてくださいね」


「ありがとうございますリョクさんブルーノさん、必ず勝手仕事をもぎ取って来ます!」


 リョクとブルーノのアドバイスに感謝をしながら仕事をもらうと決意をするクロノ


「勝ちの動機が仕事とは、やっぱりうちって貧乏会社ね〜」


「新人戦は会社のアピールのための大会だ、動機としては間違ってないぜ、モモリ」


「まあ確かにそうね、頑張ってねクロノ」


「はい!モモリさん!」


「クロノさん、フォン選手との戦い凄かったです、見て勇気をもらえました!クロノさんなら絶対に優勝できます!」


「マシロさん、ありがとうございます!絶対優勝してきます!!」


 みんなから激励を受けクロノに気合が入る


「そんじゃあクロノ試合まで後ちょっとだ思いっきりやってこい」


 そうしてみんなに見送られクロノは試合前の待機室に向かった


 待機室に向かっていると前方から誰かがやってくる


「あっ…マサムネ君…」


「名前を聞いた時君のわけがないと思ったが、まさか本当に君だったとは、クロノ•ウィング、僕は君を認めない」


 マサムネはそう言うとすぐにその場を去っていく


 クロノはマサムネの言葉に少し狼狽えるが今は試合に集中と気持ちを切り替える


 そして待機室でしばらく待つと試合の時間がやってきた


            ◯

『お待たせしました〜!!さあさあ新人戦本戦のはじまりだぜー!!本戦に出場するは予選で生き残った選りすぐりの16名、その一回戦第一試合ついに開始だーー!!』


 盛り上がる観客席そしてモニターに二人の選手が映し出される


『予選でまさかのレジェンド使いとして大いに観客席を盛り上げたこの人物!総合会社ティタノマギアよりクロノ選手!!!』


 映し出されていた映像がクロノのみになりそれと同時にバハムートに乗ったクロノが登場する


『その剛腕で向かって来た敵を返り討ち、その動きはまさに一級品、総合会社ミッドウェルよりクマノ選手!!!』


 クロノの映像がクマノに変わるとバハムートと反対方向から腕の太さが目立つ大きなクマ型のMoBに乗ったクマノが登場する


「これが俺のMoBカリスだ!バハムートにだって負けねーくらい強いから覚悟しろよ」


「よろしくお願いしますクマノさん!」


 二人が互いに言葉を交わしてすぐ実況者が開始の合図をする


『それじゃあ一回戦第一試合開始〜!!』


 カーンと開始のゴングが鳴り響く、それと同時にクロノが動き出す

 バハムートは先手必勝と言わんばかりに高速でカリスに攻撃を仕掛ける


「甘いぜクロノ!!」


 カリスはバハムートの動きに合わせ体を捻り攻撃を流れるように避ける、そしてその捻りを利用してカウンターのパンチを繰り出す


「ッ!!」


 咄嗟に反応したクロノは攻撃に利用した方とは反対の翼でカリスのカウンターパンチをガードするが勢いまでわ殺すことができずに後方へと飛ばされるバハムート


『おっと!!カリスから放たれたカウンターパンチ!バハムートは防ぎはしたもののなかなかの損傷を受けているでしょう』


 実況者の言う通り、クロノが見ているモニターの形状維持の項目が黄色ラインまで減り危険信号を発していた


 MoBでの勝利条件は2種類、セーフティーモードを発動させ相手の起動わ停止させるか、ダメージの蓄積によりbメモリーによる形状変化が解除され、素体の姿に戻された場合


 カリスのカウンター攻撃を防ぎをしたもののバハムートは一撃で形状変化状態を半分まで減らされてしまった


(クマノさんあれだけ言うだけの実力はやっぱりある、次の攻撃またカウンターをされたら終わりだ)


 クロノはバハムートを上空へと飛ばし、一度カリスへと牽制を行おうとするが、次の瞬間カリスはフィールドを殴り出来上がった破片を高速で投げ弾丸のようにバハムート目掛けて飛ばしてくる


「空中に逃げれば時間が稼げると思ったか?そうわ行かないぜ!」


 弾丸のように飛んでくる破片を避けるのに一瞬の気を狙われカリスは空中へと飛び上がりバハムートの目の前までやって来た


 そしてカリスはその飛んできた勢いのまま拳をバハムートへと目掛けて突き立てる


(防ぐのは無理!破片を避けてるせいで動きが制限されてる、避けるにはこれしかない!)


 バハムートは両翼を大きく羽ばたかせ強風をおこし、その慣性を活かし体を後方へと下げカリスの攻撃を避ける


(今なら相手も空中、踏ん張りが効かない今がチャンス!)


 後方へと避けたバハムートはまた前進しカリスに向けて攻撃を仕掛ける


「カウンターは出来ないけど避けることはできるんだぜ!!」


 カリスはバハムートの攻撃に合わせるように拳を突き出しその勢いで体を逸らし攻撃を避ける、そしてその流れのまま地上へと着地をする


 バハムートも地上へと降り立ち互いに牽制をしあう


(この戦い後一撃を防いだ状態でももらったら僕の負けだ、次の攻撃に全てをかけるしかない…)


 一時の膠着状態、クマノも理解をしている次の攻撃でこの試合が終わるだろうと

 どちらの攻撃も一撃必殺、喰らった方の負け


 そしてバハムートが動き出す

 

 最初と同じようにカリスに向けて直進をする


「来い!クロノ!!」


 カリスはフィールドを叩きつけ自分の目の前に壁を起こす


(壁を作り盾を!でも!)


 バハムートは勢いを止めずにそのまま前進、そして壁のすんでのところで車がドリフトをするようにバハムートを壁から逸らす、勢いをそのままにバハムートはカリスを捉える


 しかし捉えていたのはカリスも同じ動きを先読みしバハムートの動きに合わせて拳を構えていた


「これで終わりだ!!」


 正拳突きを繰り出すカリス


「まだです!!!」


 拳を紙一重で避けるバハムート、そして黒鉄の翼を振り下ろしカリスの首元目掛けて放つ


 ゴォーンゴォーンと会場に鳴り響く音


『試合終了だー!!!超高速のカウターの攻防、その試合を制したのは〜!クロノ選手!!!』


「やった…」


「マジかよ、負けたぜクロノ」


 互いに一撃で試合を狙うもの同士の早期の決着、それを制したのは、クロノの操るバハムートだった



 大事なメール以外見ないで放置してるといつのまにか通知が99件+になってしまっている…

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