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MoB メタルオブビースト  作者: クロウサ


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8/9

8 新人戦 予選2

『マジかよおい!!エリート新人フォンまさかの予選敗退〜!!勝ったのは無名の新人、総合会社ティタノマギア!クロノ選手!!』


 うぉー!!!と盛り上がる観客席


「みなさん、勝ちましたよ!!クロノさん!!」


「当然だ俺の後輩なんだからな!!」


『無名の会社の無名の新人がビッグネームを倒すとはなんと言う多番狂わせ、ちなみに情報によると乗っているMoBはバハムート、ランクはおや?記入漏れか?記載されてねーな、ちょっと調べるぜ〜おそらくエピックだろがな〜』


 そう言って実況者は辞典ような大きな本を取り出し、調べ始めた


「叔父さん、記入忘れたの?どうりで6人目のレジェンド使いなのに、スルーされてたわけね」


「忘れたんじゃねーよ、わざとだよ、わざと、クロノが活躍したら自ずと紹介される、そしてそこにランクが書いてないで調べたらまさかのレジェンド、こりゃ会場が沸くぜ」


『おっ!あった、あった〜なになにバハムート、幻龍種、ランク、は…』


 一瞬言葉が詰まる実況者


『レジェンド…おいおいおい!マジかよ!つうことはティタノマギアのクロノ選手は6人目のレジェンド使いってことじゃねーかよ!申し込みしたやつは何をどうしたら記載忘れるんだよ!!』


 実況者が言い放ったレジェンドという言葉を聞いた観客たちは少しの間どよめき、それからしばらくして誰かがうぉー!!声を荒げるとそれに続くように大勢の観客が、先ほどの勝利の興奮より大きな興奮が伝わってきた


「なっ、だから言っただろ最初から知ってる大きなお知らせよりいきなり入ってきた大きなお知らせの方がインパクトがあるんだよ」


『こりゃ、今回の新人戦は面白くなりそうだぜ!!なんてったって6人目のレジェンド乗りなんだからな』


「てか、叔父さんもっと前からレジェンド使いだって周知してたら、仕事来てたんじゃないの?」


「そ、そりゃあれだ、百聞は一見にしかずっていうだろ、レジェンドなんて代物そうそう現実味がねえ、こう言ったところで紹介してもらわねーと信じてもらえねーだろ」


「…ふーん、なるほどねー」


(言ってることは一理あるけど、叔父さん、忘れてたわね)


            ◯


 予選会場、森林エリアに額から生える一角のツノが目立つ馬型のMoBが佇んでいた


(クロノ…まさかな…)


 馬型のMoB、ユニコーンにのっている男、マサムネは実況者が言い放ったクロノという言葉を聞き、ある過去を思い出したが、ありえないと、よぎった考えを切り捨てた


 カサっとユニコーンの背後の草むらから音がする


「おいおい、レジェンドってなんだよ〜俺らより目立って腹が立つよなーマサムネくーん」

 

 ユニコーンの背後に現れたのわ三頭の頭を持つ犬型のMoBケルベロスだった


「君は、確かバンケンだったか」


「マサムネくんに覚えてもらえるなんて光栄だな〜」


「なんのようだ?」


 自分の前に現れた、バンケンに用を問うマサムネ


「いや〜、俺ってよ、目立ちたいわけよ、それだけの実力と実績はある、実際にさっき期待の新人として紹介されたしな」


「それがどうした」


「なのによ、なのによ〜、クロノとかいう奴がまさかのレジェンド使い、今はその話題で観客席は持ちっきりだろうよ、せっかく一番ポイントを稼いでるって言うのによ、台無しだぜ」


 そう言ったバンケンのポイントをマサムネは確認すると自分の位置の70という数字のすぐそばに140と記されていた


「だからよ俺は思ったわけだ、ここでマサムネくん、あんたを倒せば紹介された新人は俺だけになるそれはそれで話題になる、だからよ俺の為にやられてくれよ」


「なるほど、くだらない理由だな」


「おいおい、腹立つ態度だねー」


「君では僕には敵わない無駄に予選で敗退する必要はない、すぐにここから離れるなら今は無視をしてあげるよ」


「さすがラグナレクのエリートくん!!余裕たっぷりでむかつく態度だぜ!!その鼻っぱしへし折ってやるよ!!」


 マサムネの態度に腹がったバンケンは自らのMoBを戦闘体制させる


「無駄ということがわからないとはなんという低脳だ」


「!!…ブチ殺す」


 ケルベロスはユニコーンへと襲いかかる


「!?、どうしたなんで視界が真っ暗に…」


 バンケンは突然の出来事に理解できていなかった、先ほどまで見えていたユニコーンの姿が見えなくなり、バンケンの目の前には何も映ってない真っ暗な画面


「ちっ、こんなところで機械トラブルかよ!!」


 機械トラブルにより目の前が見えなくなったと思ったバンケンだったが、事実は違う、ユニコーンに向かっていった三頭の頭を持つケルベロス、しかし今ケルベロスは一つの頭を失い二つの頭となり草むらへと倒れ込んでいた

 失った頭はユニコーンにより貫かれ、粉砕されていた


 バンケンは今自分が置かれている状態が機械トラブルなどではなく、セーフティーモードによる停止だとようやく気づいた


「バカな…俺が一瞬で、ここまで差があるなんてありえない…」


『なんてこった!レジェンドの話題で盛り上がっている間の一瞬の隙に、大きな戦いが始まり、決着してたぜ、期待のエリート新人バンケンとマサムネの勝負勝ったのはマサムネ!!』


 フィールド、観客席に鳴り響く実況者の声


『俺が紹介した、新人はまさか1人だけしか勝ち残らないとはなってこっただぜ!だがこういう事が起こるからサバイバルはおもしれ〜!!残りは僅か、もうすぐにでも予選は終了するだろう!!』


 そう言った実況者の言葉どうり、バンケンとマサムネの戦いから僅からのときがたち、現在残っている者たちのモニターのはじの数字17から16へと切り替わった


 カーンカーンとフィールド全体に鳴り響く音


『ここで予選終了!!現在残った16名が予選突破の本戦出場者たちだーーー!!!』


 予選が終了した、そして現在フィールドに残っている16機のMoB、その乗り手たちが本戦に出場する者たちである

昼と夜で暑さが違う、夏が近づいてきた感じがよく伝わるなー

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