7 新人戦 予選1
『さーて、さて!それじゃあ始まるぜ〜!!3…2…1…サバイバルスタートだぜーーー!!!』
フィールド全台に流れる開始の合図それと同時にクロノはバハムートを上空へと移動させる
(まずは上空で様子見を…)
上空から周辺の状況を確認しようと周りを見渡すクロノ
「そこだっ!!」
すると後方から攻撃を仕掛けてくるワイバーン系統の中型MoB
「っいきなり!でも!!」
相手の攻撃は単純な直線攻撃による不意打ち、クロノは即座に旋回し、攻撃を回避そして流れるようにカウンターの寸止め攻撃
クロノの攻撃は見事にセーフティーモードを発動させ相手のMoBを撃墜扱いにする
《ピッ》
襲ってきたMoBを撃破したのと同時に機体内のモニターがピッと音を鳴らした
そしてクロノがモニターを確認するとクロノのいる現在地に1と数字が書かれてモニターの端には830と表示されている
『そーそー、言い忘れてたぜオメェらのMoBにマップデータと残りの数、それぞれMoBの位置情報を送ってるMoBの表記は現在のポイント数になってる、ポイントの加算は1機倒すたびにプラス1、そしてポイントを持ってるやつを倒せばそのポイントも加算される』
「だから僕の現在地が1になってるのか」
『16名が決まった瞬間ポイントが多い順から1位2位となっていく、ポイントの順位によってよ本戦のトーナメントの相手が決定する、だがポイントを取る1番の理由は目立つためだ!ポイントが多い方がより目立てる!!そのためにより多くを倒して本戦にいくんだな!!』
「多い方が目立つ…」
『そして今度は観客の皆さんに注目の選手を紹介だ!!1人目は総合会社クウジテンより〜フォン選手機体は朱雀!!真紅の鳥の機体だ!!』
選手たちの戦ってるフィールドを映している観客席のモニターが映り変わり実況者が紹介したファンという女性選手とその機体である朱雀が映し出される
『2人目は討伐会社カイメイ社より!バンケン選手!MoBはケルベロス!3つの頭を持つ犬の機体、3人目はラグナレク社より!!マサムネ選手!機体はユニコーン!!鋭いツノの一角獣!馬の機体だ!!』
1人目と同様に観客席のモニターに映し出される2人目と3人目
『彼らは入社1年目にしてすでに名を世界中に轟かせてるエリート新人!!他にもちらほら名前が知れ渡ってるのもいるが彼らには及んでいない、もし名前を紹介して欲しければ!勝ち残れ!!勝ち続けろ!!そうすりゃ勝手知れ渡る!!ここはそう言う大会だ!!結果を残してアピールしやがれ!!!』
盛り上がる観客席、気合の入る選手たち、試合はすでに始まっている、残るは16人だけ、現在残り750
◯
「さーてクロノは勝ち残るかな」
「当たり前っすよ、もし予選で落ちたら後で俺が捌き上げます、まっそんなことにはならないでしょうけど」
観客席でモニターを眺めてるティタノマギアの一同
「現在は陸海空それぞれに適したかんきょうに各々のMoBを展開させています、クロノ君のバハムートは空中戦を得意とした機体、空中戦でクロノ君とまともに戦えるのは先ほど紹介されてたフォン選手だけでしょう、まあ戦わないで逃げ続けるだけでもバハムートの機動力とクロノ君の操縦テクニックなら余裕で16名に残れるでしょうが」
「なーに言ってんだブルーノ、そんな逃げ切りで残りやがったらそれこそ俺が捌き上げる、けどそれこそ無用の心配だがな」
◯
予選が始まりしばらくが経ち、逃げるもの攻めるもの様々と対してクロノは現在19ポイントとなっていた
「残り250機か、そろそろ終盤戦だね…」
モニターで残りを確認するクロノ、すると1機クロノに近づいてくる機体があった
「あのー、すみません、もしかして僕を狙ってますか」
クロノは背後に来たMoBの乗り手に話しかける
「そうね、この周辺にはあなたしかもういないからね」
(出来るだけ強い人とは予選で当たりたくはなかったんだけど、いや、逆にちょうどいい、情報は入ってる、そして、この人に勝てば確実に目立てる!)
後ろを振り向くバハムート
「じゃあやりましょうか…」
クロノは再度モニターを見る現在地に映っている数字は19、そしてもう一つ67
クロノは自分の目で確認する、その目に映るのは真紅の如き赤いや、朱の機体
実況者が紹介していた3人のうち1人、クウジテン社フォン、MoBは朱雀
ほんの一瞬の静寂、唾を飲み込む隙もなく最初に仕掛けてきたのはフォン、クロノとの間合いを一瞬で詰める
朱き鋼の翼をバハムートへと叩き込む、しかしその攻撃はフェイククロノの目の前に映るのは炎の渦
朱雀はバハムートの上を取り攻撃が振り下ろされる
「防ぎます!!」
朱雀の攻撃は即座に反応したクロノによって防がれる
「やるわね、ワタシの初撃なかなか防ぐ人いないんだけどね」
そして攻守が交代するかのように今度ばバハムートの攻撃
特徴である高速移動を生かし直線的な高速攻撃、攻撃しては離れ、攻撃しては離れるを繰り返すが相手の朱雀も高速移動を得意とする機体、そして乗り手のフォンの技量も高く塞がれてしまう
「分かってはいましたけど相当手強いですね…」
「それなら貴方もよ、これほどの強さとは想定外よ」
両者に流れる静寂、最初と違い一瞬ではなく互いに牽制しあっている
考えは両者とも同じ次の攻撃で決める、互いのMoBが高速移動に特化しているが故の早期決着の判断
先に静寂を破ったのはバハムート、超高速攻撃による直線攻撃!
ではなく相手の目の前で背にまわり込む背後からの攻撃
しかしそれを読んでいたのかバハムートの攻撃の瞬間炎の壁を作り出し、防御と目眩し療法を行い、次の瞬間には朱雀がバハムートの背後にまわり込む
「ワタシの勝ちよ!!」
勝利を確信するフォン
「それを待ってたんですよ!!」
背後にまわり込まれる読んでいたクロノはバハムートの黒鉄の翼を後方へと置き、そのバハムートの動きと朱雀の動きが合わさり、黒鉄の翼は、朱き機体へとめり込む
そして朱雀のセーフティーモードが発動したことにより、クロノの勝利が確定する
「ワタシの最後の攻撃読んでいたみたいね」
「はい、貴女は有名ですから、貴女の過去の対戦やd-ノイドと戦っている動画を見て、攻撃パターンや癖を勉強させてもらいました」
「なるほどね、だから最後読まれたのね」
「ええ、情報は武器です、先輩にしっかりと教えてもらいましたから」
「いい先輩ね」
「はい、僕の先輩方は皆さんとても素晴らしい人たちです」
わずかな戦闘時間、しかしそこには高度な戦いが繰り広げられ、それを勝利したのはクロノ
ブルーノに教えられた情報を糧に、新人戦で最も注目されている3人のうち1人見事にを打ち破った
いきなりの雨、傘を持ってもなければ近くにアイカサもないびしょ濡れになって家に帰ってみればもう雨が止んでやがる、そんなことならもうちょっと雨宿りしておけばよかったー




