「ポルクス地方・住処を強襲」
☆★☆★ ヤエとシイナルート
「カストール王子」
シイナはこれまでの出来事を伝えると兄王子は血相を変えながら早歩きで近くにある剣を担ぐ。
「お前達、ここに着くまでにいくら掛かった?」
不思議な質問にヤエは三十分と答えると尚更焦る。
「ちっ、弟よ・・・どうか過ちは繰り返すな」
そう言って彼は靴底が光るとそのまま空中を歩き始めた。
「そこの二人、案内しろ!」
光る鞭を腕から射出してヤエとシイナの腕に巻き付ける。
「「えっ?」」
「行くぞ!!」
「ちょ、待っ・・・・きゃあぁぁぁぁぁ!!??」
クローンを残してヤエ達は住処に向かった。
☆★☆★ 反クローン組織の住処・・・三十分前
「残ってる奴はどこだ?」
「ぐっ・・・!」
「言わなければ首を折る」
「ちょっと待ってください!?話が違います!!」
住処に着くや否や弟さんは巨大な剣で住処を強襲したのだ。
まるで獣のように飛び出し、圧倒言う間に制圧してしまった。
「ん、すまない・・・つい」
一人で一騎当千なんて初めて見たけどあまりにも見た目と合わないパワーにこっちが驚いた。
「くっ、ポルックスか!」
「どうする!?」
「アレを出せ!」
「で、でも!」
「良いから出せ!」
住処にいる人達は大騒動となり雑音のように秘密兵器を持ち出した。
「これは・・・」
弟さんはその姿を見て顔を顰める。
「さぁ、我が王よ・・・そいつらを・・・ひっ!?」
無理矢理首輪を引っ張られ身体が人間の皮膚なのに大きく裂けた口を開けてリーダーらしき人物の上半身を食らった。
「グルルルるぅぅぅオォぉぉ!!!」
全体が姿を現すとそれはまるで悪魔そのものだった。大きな顎に八本の脚、尻尾は二つ、全身が赤黒く大きな顎の内部は前歯は肉食、奥歯は草食動物のようなすり潰す臼歯がびっしり詰められている。
モンスターは住処にいた残りの人を食らい尽くした。私達はその大喰らいに面食らって佇んでいた。




