表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
15/35

「触診」

 触診を終えると今にも殺されそうなくらいの激怒の眼差しに私は萎縮する。


「助けてくれた事は本当に感謝してる、ありがとう」


「う、うん」


 何故怒ってるのかそれは触診の結果と私の行動によって引き起こされたものだ。


「・・・三十箇所」


「え?」


「三十箇所にて怪我をしてる・・・」


 ・・・・怪我?


「怪我は治ってるよ?」


「治ってなんかない、時間が経過して和らいでるに過ぎない」


 そう言ってユイちゃんは私の肋骨を差す。


「二本回復しきってない」


 私の怪我を間髪入れず指摘するこの力に私は確信した。


 手を握られた時に回復され、触れただけで傷痕が見えているだろうこの仕草、彼女は【癒し手】だ。


「守ってくれたのは嬉しかった、けどそれとこれは別」


 長く説教されてると不意に足を掴まれる。


「ぐっ!!」


 この前捻って腫れた足の付け根が痛む。やっぱりバレてた。


「届け人・・・馬車で移動中言ったよね?“怪我とかしたらすぐに報告しようね”って・・・」


「痛っ!!」


 化膿した部分が酷く痛む、無理矢理動かせるたら失神しそう。


「じー・・・・」


 やめて、哀れんだ顔で見つめないで!


「わ、私は別に・・・いだだだだ!!ごめんなさい白状します!怪我しました!面倒くさいから後回しにしたら化膿して歩くだけでも辛い!お願いだから許して〜!!」


 その後の触診は観念して怪我の状況を白状するしか無かったから。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ