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第一章 実力2番、努力は一番                   第二話 ハイスペック幼馴染の不思議な相談          

前回のあらすじ

昨日の夜更かしの影響が残りつつも自分と父の朝食をつくり家を出た智仁。寄り道をしようとしたその瞬間まるで漫画の世界のような不良の声が…しかし、彼らをあっさりと退け智仁は学校に急いで向かう。

小走りで向かったおかげでなんとか間に合った。


智仁『ふう。やっと着いた…』


朽木『智仁、遅刻ギリギリじゃねぇか。なんだ?さては寝坊でもしたんだな?』


小野『自己管理もできないんだな。智仁は。』


まったく朽木にしろ小野にしろ勝手に決めつけやがって。寝坊どころか父親の朝食だって作ってんだよこっちは。


智仁『少し寄り道しちゃって…』


朽木『そうか。まあいい、俺にお前なんかに構ってる暇はないんだ。行くぞお前ら。』


小野『はい!朽木様。』


みっちゃん『うん…』


じゃあ構ってくんなよ。せっかくのいい気分が台無しだ。


めい『智仁くん、おはよー。』


智仁『あぁ玉舘さん。おはよう…』


めい『元気ないね。なにかあった?』


智仁『大丈夫。心配しないで。』


めい『そう?なにかあったら言うんだよ?』


智仁『ありがとう玉舘さん。』


めいのおかげで少し気分が晴れた。

ニヤニヤしてこっちをみている三人組がいるのが気になるが…まあ大目に見よう。


午前の授業は気分が少し落ち込んでいてぼーっとしていたのもあっていつの間にか終わり、昼休み。僕は今日もぼっち飯。でも今日は少し特別だ。なんと今日はみそ汁をスープジャーに入れて持ってきたのだ。これは絶対おいしい。


翔『よう、智仁。またぼっち飯か?』


(かける)だ。ぼっち仲間の、というわけでなくイケメンでバスケ部のエースと来たもんだ。ハイスペックの持ち主である。

なぜ彼が僕なんかに声をかけるのかと言えば、幼馴染だからだ。彼は僕にとって事実上の親友のようなもの。といっても僕がそう思ってるだけなんだが。


智仁『まあね。でも今日はみそ汁持ってきたんだ。おいしそうでしょ?』


翔『いいじゃんか。うまそう。ところで、ちょっと相談いいか?』


智仁『なに?翔。』


翔『実はさ、最近俺の持ち物がよく無くなるんだ。』


翔が相談なんて珍しい。というか相談なのだからなにか原因に検討がついているんだろう。いや、つかないから相談してるのか?


智仁『そうなのか。具体的になにが無くなるの?』


翔『教科書とか、靴とか。しかも数日たてばなぜか見つかるんだよ。』


物の管理が出来てないだけのでは…


智仁『たしかにそれは不思議だね。』


翔『お前のこといじめてる朽木っているだろ?あいつの取り巻きの…小野ってやつが怪しいんだ。』


智仁『それはなんで?』


翔『とにかく放課後俺のクラスで待ち合わせな。そのとき理由が分かると思う。』

第二話を読んでいただきありがとうございます。

今回は土日なので早めに挙げました。

続く第三話も明日の投稿を予定しています。

第三話にて第一章は簡潔となりますのでどうぞお楽しみに!

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