小島攻略3
あのお見舞いから時間はたち、小島も体調を取り戻した。
「迷惑かけました。今日からまたお願いします!」
「体調戻ってよかったよ!」
「お粥が効いたんですよ!ありがとうございました」
周りのアイドルは不思議そうにこっちをみている
いま変に噂がたつのは不味い、他のアイドルを攻略しにくくなる。
スキャンダルを公開するのはメンバー全員のをまとめてじゃなければうまくいかない。
「あーえーと、うん!お粥ね!」
少しとぼけたふりをした。
「そろそろ休憩入ります」
収録の休憩になった直後にまっすぐこっちへ小島が来る。
「近藤さん…」
小声で名前を呼んできて僕の胸ポケットに何かをいれてきた。
小島は去り際に目をあわせてきてニコリと微笑んだ。
胸ポケットに入ってたのは手紙だった。
中身をトイレで読むと、その手紙の内容は待ち合わせの誘いだった。
「今日の収録終わり、向のファミレスで待っててもらえませんか?」
攻略のゴールは近い。ここは慎重に行こう。
収録が終わり、指定されたファミレスで待っていたらしばらくして小島がやって来た。
「すみません、少し遅れちゃいました」
「全然平気だよ、それよりどうしたの?」
小島は手をモジモジさせて頬を軽く染めている。
「あの…この間のお礼をしたくて」
「あーお見舞いのことか、いいよ気なんか使わなくて」
「違うんです気なんか使ってません…」
「そう?でも気持ちだけで十分だよ?」
「私がお礼したいだけなんで…何かして欲しいことはありませんか?」
何でもってことは…?危ない、理性が保てなくなる所だった。
「何でもかー…じゃー今度のオフにデートしてよ」
「デ、デートですか?」
軽く染まってた頬が真っ赤になった。
「冗談だよ!僕とじゃ嫌だよな!」
「いいえそんなことありません!デートしましょう」
机に手をバンと置いて立ち上がった後に少し照れながら座った。
「そうか、じゃーメールとかでまた連絡するよ」
これでデートができ、なおかつメールをする口実が
できた。
ここが勝負どころ、ここで逃せばチャンスはない。
小島を攻略することは周りのメンバー攻略にも大きく関わる。
近すぎず遠すぎないちょうどいい距離を保ち、毎日メールを続けて、いざデートの日がやって来た。




