外国語で見た夢
アン:に国語で夢を見てしまったというか、いち国の人がに国語で話し始めたので仕方なく応戦する夢を見てしまったというか、すごく微妙な夢を見てしまった。
リン:そうなんだ。そう言えば、私の場合、に国語で夢を見たことはないね。留学していた間も、夢の中ではずっといち国語だった。どうしてだろう?
アン:私の方は、特に思い当たる原因は何もないよ。私はに国語が不得意で、夢の中でも不得意だった。
リン:そうなんだ?
アン:でも、見た夢をそのままに国語でメモしてからネット翻訳したら、勝手にAI翻訳が出てきて、ご丁寧に、夢で見たような内容で文法的におかしなところが散見されるが、ってツッコミを入れて、概ね正しく翻訳してくれた。
リン:あはは!AIすごいね。
アン:AIに餌をやるつもりじゃなかったのに!うっかりやってしまった上に、あっちの方が語学力高いよ!ショックだよ。
リン:文法的におかしいって、どんなところがおかしかったの?
アン:前置詞のミスを例示していたけど、夢を実況したようだと思われたのは、時制がこんがらがっている文章だったからだと思う。
リン:なるほどね。確かに、時制の先後関係がしっかりしていない文章は、内容もあやふやだと思われそうだね。
アン:先後関係を整理してから書かないと、いきなり始めたら時制は揺れてしまうよ。
リン:良く言えば臨場感溢れる表現、なのかな。まぁ、公的な文章じゃなければ、時制の表記揺れなんて、読み手が雰囲気で補うものなのかもね。
アン:うーん、やっぱり不得意感が出てるよね。いち国語で話しているときは、そこまで不自由を感じたことはないのだけど。
リン:いち国語は時制が微妙だからね。聞き手が判断するか、それっていつのこと?って聞くかしないと、はっきりしない場合もあるよ。
アン:なるほどー。私の話し方で留学生を困惑させているケースもあるのかな?に国語とさん国語やよん国語ではまた文法も違うし、時制感覚も違うのかな。
リン:時制は大事だから、重点的に学習するんじゃないかな。いち国でも、に国語の学習で時制に文法学習のかなりの時間をかけるでしょう。
アン:確かに、高校までは時制の学習は多かった。大学に入ったら今さら時制に重点を置かないから、自分で復習しないとダメになってしまいそう。
リン:法律や政治で海外を扱うなら、語学は欠かせないでしょうけど、アンさんの場合は、専攻が地理でしょう?
アン:そうね、だから、昔は~レベルの時制はあるけど、直近の先後関係を述べる機会は、まだそんなにない。あるかもしれないから、いい加減なままではいられないけど。
リン:入試を経ているから最低限の語学力は担保されているとは思うのだけどね。
アン:テストに書かれているのを見て、文法的に!と思いながら訳すのと、今回のは夢とは言え、その場でしゃべり倒すのでは、やっぱりかなり違う気がする。
リン:まあ、語学検定の試験の場でもないと、しゃべりながら文法に気を遣うケースはなかなか限られるよね。特に時制は、頭の中で整理できていないと、話しているうちに、基準となる時点がズレてきたりして、怪しくなりかねないしね。
アン:単純な会話なら、何でも現在形で済むし、過去形はともかく、語学検定の口頭試問で過去完了が出てくるかというと、上手く話せば回避できそうな気もする。
リン:そしてAIに微妙な臨場感を感じ取られる、と。
アン:あー!餌やりしちゃったよ!私のポリシーに反するよ!不得意なのは本当だよ!もー!もー!




