8 掃除
掃除の時間。俺は黒板を消してるんだけど、同じ班に白山たちがいるから、そっちに意識が向いてしまう。
だってさ……。
「なあ瑞希、この後ゲーセン行かね?」
「お前テスト勉強は?」
「明日からやるよ」
「それ絶対しないやつじゃん」
黒崎の事を気にかけてる白山、当の本人はやる気なさそうだけど……。こんなやり取り聞いてたら、耳傾けるに決まってんだろ??
「大丈夫だって、ちゃんとやるから」
「とか言ってさ、テスト直前に泣きついてくるのはどこのどいつだよ」
「は!?泣きついてはねぇだろ!?」
っ!?泣きつ……!?え?聞き間違いじゃないよな??今泣きつくとか言ってたよな!?
「え〜?去年とか"瑞希〜助けてよ〜"って縋ってきたくせに」
「うっせ!!変に誇張すんじゃねぇ!!」
「してねぇよ〜!」
箒でじゃれ合いだしたよこの2人!!なんなんだよこれ現実か!?っていかんいかん。あんまりガン見したらバレるぞ。
「ま、和樹が赤点取ったらアイス奢ってもらえるし?勉強したくないならしなくていいんじゃない〜?」
「ぐ……っ、そうだった……」
「いや〜楽しみだなぁ〜、高いの買ってもらお〜」
「まだ奢るとは決まってねぇだろ!?」
あ〜……いいなぁ〜……。仲いい2人のやり取りを聞いてるだけで耳が幸せになる……!!
それにしてもやっぱりアイスなんだ。しかも黒崎が赤点取るの若干期待してないか?
【今日の白黒】
・黒崎は白山に泣きついたことがある
↑本人は否定してるっぽい
・白山はアイスを奢られるのが楽しみ




