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ただのモブが推しカプを見守るだけの話  作者: 南江 行瀬


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8/22

7 バスケ



 昼休み。俺は窓から校庭を見下ろしている。理由?そんなの決まってんだろ。白黒の観察だ。

 あの2人はよく昼休みに複数人と校庭でバスケをしている。


「(お、今回は同じチームっぽい)」


 双眼鏡があればもっとよく見えるのになぁ……。まあ、さすがにそんな事をしたら不審者だからやらないけど。


「(接戦だなぁ)」


 どっちのチームも点を取っては取られてを繰り返してる。見てるだけでも楽しい。

 それにこういう時にハプニングでも起きないかなぁって思ってしまう。ほら、例えばどっちかが怪我して保健室に連れていくとかさ??


「……ぁ」


 今ハイタッチした!!!白山と黒崎がハイタッチしたよ!!めっちゃ楽しそうにハイタッチしたよ!!え、なんで見えるかって?俺の視力は2.0あるからな!!


「(会話が聞こえないのが惜しい……!!)」


 じっと眺めてれば、ふと白山が視線をこちらに向けた。目が合ったような気がして、咄嗟に身を隠した。


「(え、見てるのバレた??いやまさかな……)」


 バレたら俺の平穏な観察生活が終わる……。俺は推しカプを眺めてたいだけなんだ。これからもバレないように気をつけないと……。



【今日の白黒】

・楽しそうにバスケしてた

 ↑ハイタッチしてて尊かった!!

・白山と目が合った気がする

 ↑バレてない事を祈る




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