12 テスト
テスト期間に入り、学校は午前中で終わる。これを好機として真面目に勉強する奴もいれば、遊び呆ける奴もいる。
俺はちゃんと勉強する。だって、赤点を取って補習なんかになったりしたら、観察と妄想の時間がなくなってしまう!!
「(さて、今日は早めに帰って勉強しないと)」
カバンを持って教室を出ようとした時、視界の端を誰かが通り過ぎた。
「瑞希」
「おわっ、急に引っ付くなよ!」
「わりぃ、今日のテストの事早く言いたくてさ」
…………っ!!??!?
ひ、引っ付いた……!?なに!?何が起こった!?ちょっと待て……、とりあえず一旦隠れて様子を伺おう……。
「で、どうだったの?」
「結構解けた。瑞希が教えてくれた公式、ちゃんと覚えて使えたよ」
「そ、なら良かった」
ああぁぁ!良き!!なにより近い!!!何なんだよこの距離感!!
「じゃあ赤点の心配はない感じ?」
「たぶん。計算間違ってなければ」
「そこが一番大事なのに……」
やっぱり黒崎は数字に弱いのか?そして呆れる白山!!いい!!
「補習にでもなったら大変だよ?遊べなくなるじゃん」
「たぶん大丈夫だって。補習になっても速攻で終わらせるから」
「そのたぶんが信用出来ないんだけど?」
いいなぁ〜、この幼なじみならではのやり取り!てかいつまで引っ付いてんだこの2人!!
【今日の白黒】
・引っ付く白黒
↑現実
・黒崎を信用していない白山
・黒崎は数字に弱い




