12日目「本・雑誌」
土曜日。
家が片付いて来て快適。
莉音のとりとめのないおしゃべりを聞きながら、ご飯とみそ汁と漬物と焼き鮭とのりの朝ごはん。
片付いてから家の中がなんとなくキラキラとしている。
動きやすいし、居心地が良い。
キッチンも使い勝手が良くなったし、
靴もさっと出るし、
服も迷わずサッと取り出せる。
後は本棚と玄関脇の収納がまだなので、
午後夫が帰って来る前に出来るところまでやろう。
午前中、莉音に手伝ってもらいながら、本棚の中から本を全部出す。
蒼介も莉音もそれぞれ本棚を個人で持っているので、爽子の部屋の本棚に入っているのは爽子の本だけだ。
床に積んだ本を、服と同様にどんどん仕分けして行き、売りに行く本を莉音に紙袋に入れてもらう。
賞の受賞作や話題の本は迷わず手離す。
仕事関係の本やちょっと勉強しようと思った資格関係の本、自己啓発系はさらに迷わず売る方に仕分けて行く。
昔から気に入っていて実家から持って来た本は、1冊1冊向き合って、持って見て、さらには開いて見て、真剣に吟味した。
詩集と画集を大好きな小説をいくつか残した。
コミックは、迷ったけど売ることにした。
莉音が
「これなあに?」と書類のケースを開いていた。
「それはね、あー懐かしいなあ。ママが描いたマンガだよー。」
「マンガー?えー!読みたい!」
「もちろんいいよ〜読んで読んで」
本当に、三、四年前まで暇さえあれば描いていた四コマや一コマのマンガ。
仕事のことや、テレビのことや、結婚や妊娠のことなど、日記代わりのように日々のことを切り取って描いていた。
そうだ!マンガ!
なんで忘れていたんだろう!
また描きたい!
この片付けのことも、片付け隊のことも描きたいな。
面白いの描けたら、写真に撮ってブログに載せたりしても面白そう。
やりたい!
すぐやりたい!
久しぶりにワクワクした。
夫から、10時の新幹線に乗ったので駅に2時頃着く、とメールが入ったので、
午前中のうちに莉音と2人で本を売りに行く。
カートにずっしりと乗せた大量の本と雑誌はは、なんと8000円になった。
午後、
3週間以上ぶりに夫が帰宅した。
片付けの話や莉音のことや義母のことを話したかったけど、
夫の方から衝撃の一言があった。
「このまま秋田に転勤になりそう」
えーー!!!




