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ザセツ系主婦の片付け日記  作者: 三条まこ
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13/30

12日目「本・雑誌」

土曜日。

家が片付いて来て快適。


莉音のとりとめのないおしゃべりを聞きながら、ご飯とみそ汁と漬物と焼き鮭とのりの朝ごはん。


片付いてから家の中がなんとなくキラキラとしている。

動きやすいし、居心地が良い。

キッチンも使い勝手が良くなったし、

靴もさっと出るし、

服も迷わずサッと取り出せる。


後は本棚と玄関脇の収納がまだなので、

午後夫が帰って来る前に出来るところまでやろう。


午前中、莉音に手伝ってもらいながら、本棚の中から本を全部出す。

蒼介も莉音もそれぞれ本棚を個人で持っているので、爽子の部屋の本棚に入っているのは爽子の本だけだ。


床に積んだ本を、服と同様にどんどん仕分けして行き、売りに行く本を莉音に紙袋に入れてもらう。


賞の受賞作や話題の本は迷わず手離す。

仕事関係の本やちょっと勉強しようと思った資格関係の本、自己啓発系はさらに迷わず売る方に仕分けて行く。


昔から気に入っていて実家から持って来た本は、1冊1冊向き合って、持って見て、さらには開いて見て、真剣に吟味した。

詩集と画集を大好きな小説をいくつか残した。

コミックは、迷ったけど売ることにした。


莉音が

「これなあに?」と書類のケースを開いていた。

「それはね、あー懐かしいなあ。ママが描いたマンガだよー。」

「マンガー?えー!読みたい!」

「もちろんいいよ〜読んで読んで」


本当に、三、四年前まで暇さえあれば描いていた四コマや一コマのマンガ。


仕事のことや、テレビのことや、結婚や妊娠のことなど、日記代わりのように日々のことを切り取って描いていた。


そうだ!マンガ!


なんで忘れていたんだろう!

また描きたい!


この片付けのことも、片付け隊のことも描きたいな。


面白いの描けたら、写真に撮ってブログに載せたりしても面白そう。


やりたい!

すぐやりたい!


久しぶりにワクワクした。


夫から、10時の新幹線に乗ったので駅に2時頃着く、とメールが入ったので、

午前中のうちに莉音と2人で本を売りに行く。


カートにずっしりと乗せた大量の本と雑誌はは、なんと8000円になった。


午後、

3週間以上ぶりに夫が帰宅した。


片付けの話や莉音のことや義母のことを話したかったけど、

夫の方から衝撃の一言があった。


「このまま秋田に転勤になりそう」


えーー!!!



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