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勘違いが勘違いを呼ぶ〜ザガードの告白〜



「男のタイプ?ああ〜いや、まあ〜」

(女子が恋愛対象だから、男のタイプは特に無いとか言えば良いか?)


しかし、タイプの人を考えたら、

何故か頭の中に団長の姿が浮かび上がり、

無意識に、

「ギルロイド団長みたいな、人かな〜?あは、あはは、」と、何故か口が滑ってしまう。


「ギルロイド団長か・・・まあ憧れるのはわかる、

・・・団長か、、、」

ザガードが「団長か・・・軍神を目指さねばならないか、、、」と、ブツブツと呟く。


ヤバイ、勘違いが進む。


ふと厳しい視線を感じ見上げると、

2階に団長が立っていて、私達に厳しい視線を向けていた。



(・・・デ、デジャヴ、)


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー




その後、ザガードが、「俺、頑張るな!ミカ!」と、

謎に気合いの入った意気込みと共に、颯爽と走っていった。



何を頑張ると言うんだ。


1人取り残されたところで、2階から団長に呼ばれた。


「ミカ・マグノリア、俺の執務室に来い」


(う〜んデジャヴ〜、)


執務室に入ると、団長がソファに座っていて、

私を向かい側に座らせ、「ココアでも飲むか?」と言われた。


(このやけに親切な態度・・・またあの話しだろうな)

ありがたくココアを頂き、ひと息つくと、


「ミカ、大丈夫か。さっき、アッガスに告白されていたじゃないか、」


会話の内容まで聞こえてたのか。声がデカいんだよザガードのやつ。


「あ?ああ〜アレ、告白、なんすかねえ、たはは、」

前回のオーガスタスの時は勘違いだと言えたが、流石に今回は誤魔化せない。


「アレはそうだろう、」

団長がコーヒーをすする。


(あ〜、団長の中で、私が男にモテる男だという誤解が強まっていくぅうう〜〜嫌だなぁ、)


「うーん、なーんで、僕なんすかねぇ、、、事務とかに、綺麗なご令嬢がいっぱい居るじゃないですか、」

「そりゃあ、アッガスを立ち直らせたのはお前だからじゃないか?」

「ええ、あんなの、抵抗するザガードを無理矢理引っ張って、勉強させたりしてただけですよ。

それに、僕は親切心じゃなくて、ザガードの伸び代に期待してたからで、割と楽しんでやってましたし。」

「なら少なくとも、それがアッガスには嬉しかったんじゃないか?

野外訓練の時、お前はアッガス相手に、真っ先に鼓舞する言葉をかけていたじゃないか。

自分が危ない目に合わされたってのに、それを意に介さず、アッガスに手を差し伸べた。

それから、アッガスを引っ張り出して、皆で勉強したりする場を作り、アッガスやマーティンは和解した。」


「まあ〜、結果的には、そうなりましたね。

僕は、マーティン先輩から学ぶのが一番勉強になりそうだし、ザガードの成績伸ばすのに一番良いんじゃないかと思ったので。

それで皆んなで勉強してたら、いつの間にか和解してましたし。」

「アッガスからしたら、お前に凄く助けられたんだろ、」

「そ、そうなんですかね、、、?」


ミカエラからしたら、自分がやりたいように好き勝手やっていただけなのだが、

結果的には、マーティンやザガード、オーガスタス達の人間関係を良くし、成長にも繋がったのだ。


「とはいえ、困ったことがあればすぐに言えよ。アッガスのあの様子だと、お前に好意を隠さず向かってきそうだし」

「アリガトウゴザイマス・・・。」


(うう・・・また団長の勘違いが進む)


ふと、ミカエラは、

団長に心配されてばかりなことに、違和感を感じた。


(なーんで、この人は、・・・こんなに私を心配してくれるんだろ、)


ギルロイドは、面倒見が良い人なのだと、最近よくわかってきた。


包容力があり優しいこの人なら、

肩書きや見目の良さも相まって、ご令嬢達にモテそうだと思う。


(そういえば、あんまり浮いた話しを聞かないなあ)


副団長のエヴァンとかは、かなり令嬢達にモテている。それはもう、ファンクラブが作られるほどに。

恋人と別れても、またすぐ恋人が出来るのだと聞く。



「あと、アッガスが、魔獣誘引香水を入手した経路の摘発が終わった。」

「!そうでしたか・・・」




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