第三十六話
「早速本題に入らせてもらいます。貴女達にとある人を探して欲しいのです。」
とある人?
それはまた誰だろう。
日本語がスラスラ頭に入って来て、変な気持ちだ。
「悪い人です。名前は分かりませんが、天界の裏切り者です。」
ますます分からないな。
どういうこと?
「分からないって顔をしていますね。」
あ、ばれた。
「では、一から説明しましょう。秋ちゃん、よろしく!」
「そこで私に投げるんですか。…分かりましたよ、日紫喜さん。皆さんは『紅梅桃華』って人物を御存知ですか?」
私とアカリさんが首を横にふる。
社長は黙っていた。
「現世で妖怪、ルーフを撒いたり、暴れたりしている、悪魔と思われる人物です。」
悪魔って、天界人?!
「その人は地獄で悪事を働いた後、行方を眩ませたらしいのですが、それが現世にいる。おかしいですよね。極悪人なのに。」
確かに。
地獄の監獄から出るのは絶対不可能だ。
「私たちは紅梅桃華に共犯者がいると考えています。でないと天界にもルーフは撒けないと思うんです。何人いるかは分かりません。一人でもいい、しっぽを掴むでもいい、協力してくださいませんか?」
「もちろんだよ。私の会社もルーフが多すぎて困ってたんだ。まぁ、そいつらを懲らしめちゃったら仕事がなくなっちゃう気もするけど、世界を救うためだ。仕方ない。」
私も賛成だ。
それでカラフルの方たちが困ってるのなら助けてあげたい。
アカリさんもうなずいている。
「そうだ、ゼレール。試しに一斑で地獄に行ってくれないか?紅梅桃華は天国に行った記録が無く、地獄から現世に行った可能性が高いんだ。普通地獄から現世にはいけないようになってるのにだ。絶対に地獄に共犯者がいる、、と思う。頼めるか?」
「私はいいですけど、怪しまれません?だって天国から地獄に六人も行くんですよ?いくらなんでも理由ってか言い訳が無いと。」
「それなら大丈夫だ。実は地獄から依頼が来ている。」
地獄から依頼?
そんなこと今まであったことないよな。
「これだ。」
社長がカバンから出してきた資料には『戦闘員派遣します』書かれていた。
これ、懐かしい。
「地獄からこれの依頼が来ていて、君たちに行ってもらおうと思っていたんだ。共犯者探しにも好都合。行ってくれないか?」
「もちろんです!ねぇ、エリエちゃん。あたし、地獄に興味あったんだよね!」
このアカリさんの目は、戦闘モードだ。
地獄で暴れないといいけど。
「ねぇ、これ、俺ら集まる意味あった?」
「いや、まぁ、確かにそうだな。」
こんばんは。作者です。
今回もよろしくお願いします!
明日、お休みさせてください。




