第5話 「違うんです!」
「やっぱり…これのせい…だよね?」
信之は自身の左手の人差し指にたしかにある指輪を見た。
「もしかして、女神が言ってた幸運って…」
そこから色々試してみた。左腕に力を込めてみると手のひらから氷が形成されたり、魔力?のようなものを込めて地面を少し踏むと氷柱ができたりできるようになった。
「もしかして、これってチート能力なんじゃないのか!」
そのとき、森の奥から女の子の声が聞こえた。
「ん?なんの声だ?」
声のする方向に歩いていった。そこには十数体のさっきのイノシシ型の魔物が豪華な馬車を囲んでいた。
「あっちに行きなさい!魔物!」
見るからにザ・お嬢様な見た目をした金髪美少女が魔物と戦っていた。
「お嬢様…お下がりください…」
「クッソ…何なんだこの魔物!剣がびくともしない…」
その周りに重症を負っている護衛の兵士のような男たちが何人も倒れていた。
「ナニコレやばくない?」
信之は木の陰から見ていた。
「助ける?いやまて!ここで僕が出ていっても…何にも変わらない…」
そう、彼は真の平和主義者である。極力争い事には首を突っ込みたくないし怪我もしたくないし痛いのも嫌だ…そう思っていた。しかしある考えが思いつく。
「待てよ…今の僕にはこの指輪がある…そして、目の前にいる人達を助ければ、めっちゃ感謝されて家に招かれたりして、そのまま住ませてもらえればあの女神が言ってたこの世界の事も勝手にわかってくるんじゃないか?」
なんというか…ちょっと弱いクズだ。しかし、もしかしたら!と思ったのであった。
「ふんっ!!」
信之は力いっぱい地面を蹴った。その瞬間、氷の氷柱が生えてきて魔物たちはすべて串刺しになった。
「やった!倒せたぁぁ…」
その瞬間、彼の視界は白くなっていっきそのまま倒れた。
(ナニコレナニコレなにこれ!貧血というか、酸欠というか、なんというか…)
「誰!何事っ!」
お嬢様がこっちに走ってきた。
(キターー…王道の「勇者様ですか?もしよかったらお礼に家までお越しください」みたいなこと言われちゃうやつだ!でもヤバい、体が動かないし声が出せない)
「あの…」
(キタッ!)
「大丈夫ですか?あの…助けていただきありがと…って…え?その指にはめてるモノは何?」
(ん?どうしたんだ?この指輪、そんなに珍しいものなのかな?)
「ちょっとそれ!グラキエスじゃない!あなたが犯人だったのね!」
突然と態度を変えて声を上げた
(え?なんのことだ?ハンニン?)
「すぐに兵の応急処置をこの場でして、この男を拘束して連行しなさい!」
(え?)
「ハッ!」
素早く信之の体が縛られていった。
(って…え〜〜〜?!!!)
そのまま信之は荷台に載せられたところぐらいで気を失った。
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コンチワ!
いや〜なんか大変なことになりましたね笑
これからノブユキクンはどうなってしまうのやら、とにかく!ここまで見てくれた人方、
マッッジでありがとうございます!




