第3話 「恨むぞ女神様」
あの変な女神?に唐突に異世界に送られて早一時間が過ぎた。もちろん、無理やり送られたのは嫌だった。でもさらに嫌だったのは…
「なんであの女神はこの時間にこんな森に連れてくるの?」
そう…こうゆう転生モノは普通、昼間の町中とか人里が見える崖の上とかに送られるものだ。そこが物語の「始まりの地」とか言われたりしてエモい感じになる。だけど彼の場合はなぜか真夜中の森の奥に放置されたのだ。
「ひぃ!な…なんの鳴き声?」
彼は結構ビビりであり、根性なしだ。
「村上ぃ〜…」
なんともなさけない声を出しながら一応あの女神の助言の通りにしてみる。それは、『落ちている幸運を拾いなさい』という助言の通り、下を向いて歩いてみる。
「落ちている幸運ってなんだ?大金でもあるのか?もしかしてチート能力だっり…」
ほんの少しだけの希望が湧いてきた。しかし、一時間以上か歩いたがチート能力はもちろん、小銭の一つも落ちていなかった。
「もしかして助言ってテキトーなんじゃない?」
そんなことを思っていたとき…後からガサガサと音がした。
「っ!な…何?」
ゆっくりと後ろを振り向いた。
「うわぁ!!!」
なんと後にはイノシシ?のような生き物がいたのだ。それも目を赤く光らせて…
「なんだなんだ!あれは!とんでもない場所に飛ばして…恨むぞ女神ぃ!!!!」
イノシシのような魔物からなんとか逃げることができた
「はぁ…はぁ…死…死ぬかと思った…」
こうゆうのって普通、町中に襲われている女の子を助ける時に能力が目覚めたりして、その女の子がメインヒロインになって…みたいな展開になるのが王道だ。でも信之がこの世界に来てから体験したのはイノシシに追いかけ回されたことだけである。
「痛った!!」
何かにつまずいて盛大にコケた。
「痛ってて…僕って神様に嫌われてるのか?いや…この世界の神様があれだからな…」
半分泣きそうな声でつまずいた原因を手探りで探すと何かが手に当たった。
「原因これかな…?」
拾い上げて見ると何やら指輪のようなものだった。
「指輪?何でこんな所に?」
(てか指輪で転ぶってなんだよ…)
その時、あの怪しい女神から言われた助言を思い出した。
「……もしかしてこれか!!!幸運は!」
助言の通り『落ちている幸運』を拾った。その時までは…その時まではね…
「とりあえず…指にはめてみるか」
そう言って彼は左手の人差し指に指輪をはめた。
「これでチート能力とか使えるようになったのか?でも呪文なんて知らないしな…」
そう言いかけた途端。
「うぐっ…」
信之はその場に倒れ込んだ。
(なんだこれ…痛い…左手が…とにかく痛い…死ぬ…)
そう思いながら信之はまたもや意識を失った…
こんちくわ!3話も見てくれてありがとう!
いや〜……指が疲れるね…
プロの方ってみんな腱鞘炎と戦ってるの
かなぁ?まぁ、自分の場合はそんなになるほど長くはないんですケド…
次も見てね!◉‿◉




