第10話 「結構大きな転機」
ルッツの話によると、これから通う予定のアルム魔法学校は言わば貴族学校みたいなものらしい 、そしてさっきからアイラがこちらの顔をジロジロ見ているような気もするが…
「君にはシュヴェルト家の養子として入学してもらう。シュヴェルトの名に恥じぬように」
「ちょ…ちょっと待ってよお父様!」
ここで、ずっと何も喋っていなかったアイラが口を開いた
「信之は悪魔の指輪を持っているのよ?ここ500年誰も適合者がいなかったおかげでシュヴェルト家はずっと安全に管理できたけど、コイツを外に出したら大騒ぎになるわよ!」
この指輪、通常「ディアリング」は世間では悪魔の指輪と恐れられているらしく、この指輪の適合者は「悪魔の契約者」と言われる。それ故、適合者でないものが指輪をはめると指が焼き切れるか最悪死ぬらしい
「アイラ、落ち着きなさい…」
「お父様にも分かるでしょ!この指輪から出てるこの魔力のオーラを!コイツが悪魔の契約者だと広まればシュヴェルト家の名が下がるわ!」
自分ではわからないが、この指輪からは相当なオーラが出ているらしい
「大丈夫だ…それは…ルーラ!」
「はい、ご主人様」
扉の外から超スパルタメイド長のルースが入ってきた
「彼に例のモノを」
「はい…かしこまりました」
ルーラがポケットの中から白い手袋のようなものを出した
「ルーラさん…これは?」
「アエニグマクロスで作られた手袋です」
ルッツが割って入ってくるように口を開いた
「その手袋は本来、まだ魔力操作が未熟な魔法使いが魔力が漏れ出るのを防ぐために付けるモノなのだが、魔力のオーラも隠せる優れモノだ、それをつけなさい」
(某氷の女王みたいな設定だな…)
「分かりました…」
「アイラ、これで大丈夫だろう?」
「……分かったわ…」
アイラも納得した様子で頷いた
「信之、アルム魔法学校に通う上でいくつか注意事項がある」
「はい、ルッツ様」
「まず1つ目、君が今から通うアルム魔法学校は世界一有名な学校だ。そのため、ほかの国の王族や貴族がたくさんいる。そのためほかの国の貴族に迷惑などをかけないように」
「はい」
「2つ目、貴族特権を乱用しないこと」
(貴族特権?何のことだ?)
「簡単に言うと、授業などが免除される権利のことだ」
(要するに勉強はちゃんとしろってことね)
恐らく前の世界の彼なら乱用しまくってただろうが、この世界に来て娯楽がほぼ無いため乱用しようにもできない
「そして3つ目、その手袋は絶対に外さないこと、それを外すと君が悪魔の契約者だと周囲にバレてしまい、シュヴェルト家の名に傷がつく」
伏線みたいな注意事項がルッツから淡々と言われた
「分かりました、ではお休みなさい…」
「はい、お休み」
夜が更け、信之は自身の部屋で休んでいた
「…結局、女神のあの助言ってなんなんだろうな…」
気になることは色々あるがとりあえず今はいいと思ったのか信之は眠りについた
北の果ての大地、某所にて…
「悪魔の契約者雪枝信之くん…君に会える日は…そう遠くはないでしょう…」
部屋の中心にある水晶を観ながらその謎の女は微笑みを浮かべていた
コンチワワ
第一章無事?完結しました!
本ッッッ当に何にもわからないまま書き始めてしまったので大丈夫かな?と思っていたのですが人間案外やってみるものですね笑
反省は投稿が不定期だったことです!
そのため第二章は一章の反省を生かして
しっかりと書き溜めを作りたいと思います!(当たり前だね!)




