二人の美少女に挟まれる朝
俺が土下座し、静まり返る講堂。
校長は、狂ったように数値を刻み続けるモニターと、土下座する俺を交互に見つめていた。
「ふん。これほどの価値を生み出す男など、世界中どこにもおらん。いいだろう!G組の王カズキよ。君の稼いだ配当金と、今この瞬間のポイントに免じて…女子生徒全員の退学を保留にする!」
「っ…!!」
「ただし!条件がある。八ヶ月後の最終集計まで、この異常な満足度を一人も欠けることなく維持してみせろ!一人でも不快感を示せば、即座に全員処分だ!」
「ありがとうございます!!」
俺はその場に座り込んだ。極度の緊張からの解放で、力が入らない。
「これをやろう!アレの解毒剤だ!君の絶倫と優しさには富裕層も期待している!それでさらに満足度を叩き出せ!冷徹に、貪欲に!一滴残らず、満足度を絞り出せ!以上だ!」
そのセリフ、気に入ってるのか?
A組の双子のサキとミキ、そして八十人を超える女子生徒たちが、一斉に俺のもとへ駆け寄って来た。
「カズキさん! カズキさん!」
「ふふ、あんな恥ずかしいこと言うなんて。楽しみにしていてね『エッチなこと』♡」
双子のサキとミキは、俺の頬に優しく触れ、勝利の微笑みと共にキスをしてくる。
「「「……」」」
大丈夫か?
G組のポイント、下がってないよな?
はぁぁ。
でも、とりあえず、なんとかなって良かった。
◇◇◇◇
講堂での大逆転劇から一夜明け。
「ん?熱い…」
俺が意識を取り戻したとき、最初に感じたのは、逃げ場のない圧倒的な熱だった。
抜けないはずの毒(射精促進剤)が、解毒剤により抜けた。
それなのに昨夜は興奮でさらに活性化していた気がする。
全身の皮膚が薄氷の上を歩くような過敏さに達していたんだ。
そしてシラユキと初めて肌を重ねた。
「…嬉しい…ずっと繋がりたかった…カズキと一つになりたかった♡」
一つになった瞬間、シラユキのデバイスが今までで一番の青い輝きを放った。
しばらく動く事もせずに、抱きしめ合う。それだけでデバイスは反応していく。
「シラユキ、そろそろ…」
「…そうよね、限界よね?いいわよ、出して」
「いや、シラユキのもっとエッチな顔が見たい。動くよ」
「…あん♡」
・
・
・
「…もう…むりぃ♡…すゃぁ♡」
え?
まだ俺、果ててないんだけど…
寝ちゃったよ…
どうすればいいんだよ…
カチャ♪
寝室のドアが開いた。
「妹ちゃん?」
「名前で呼んで。講堂の時みたいに…」
「ミキ…」
「まったく正妻気取りなのに、カズキさんを満足させられないなんてシラユキさんは何をしてるの?…カズキさん♡私にま・か・せ・て♡」
す、すごっ!
しゅごいぃぃ~!
右腕には、柔らかくもしなやかな大きな感触。
左腕には、小ぶりで温かく、少し汗ばんだ肌の感触。
「…あ、起きた。おはよう、カズキ♡」
右側でシラユキが、俺の首筋に顔を埋めたまま、くぐもった声で囁く。昨夜のアノ顔が頭をよぎる。
「おはよ、カズキさん♡…昨日の『こんなの初めて』って、寝言でも言ってたわよ♡まあ寝ててもシてたんだけどね♡」
左側では妹ちゃんが、俺の耳たぶを甘噛みするようにして、いたずらっぽく笑っている。
昨夜の、あんな事やこんな事は、本当に凄かった。
「う、うわあああ!近い、近いよ二人とも! 俺、今、触られただけで心臓止まっちゃうから!!」
俺は飛び起きようとしたが、二人にがっしりとホールドされ、身動きが取れなかった。
「…ダメよ。昨日の今日で、あなたの身体は毒のオーバーフロー状態なんだから。…私たちがこうして、外から『毒』を吸い取ってあげなきゃ」
シラユキとミキが俺の過敏になった身体を毒抜きと称して、指先で、吐息で、優しく、しかし執拗に愛撫し始めた。




