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宝くじ10億円でアバター救世主を請け負ったら、助けた英雄達が全員ヤンデレになってました。  作者: 無限飛行


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第3話

「当たりです。おめでとうございます」

「え?」

「当せん金は一万円になりますね」

「ええ?」



チャンスセンターに持っていったら、当たりだった。

いや、スクラッチした時点で分かったんだけど、一度も宝くじなんて買った事が無かった私には半信半疑でのチャンスセンター訪問だった。



「今月の食費が何とかなる?滞納の電気代か水道代を払うべき?」



うん、一万円。

されど一万円。

いざ使うとなって悩みが深い。

どうしよう。



「う、学校の学費が未払いだし、保育園への支払いも待って貰ってる。何から払えばいいの!?」



学費は先月奨学金を申請してるから何とかなる。

保育園は市の補助金が使えるかも知れない。

待ったナシは水道代と電気代だけど、督促はまだだから先伸ばし出来るか。



「て、全然足らないか」



バイト代は月末で五万円、それは生活費で消える。

あとは生活保護申請がいつ下りるかなんだけど、認定に時間ばかりかかって宛には出来ない。

それに生活保護申請は自宅を売却する事が求められるらしく、それは未成年の私にはハードルが高い。



「何より失踪中の親父の帰る場所が無くなる」



もちろん私も含めスマホは止められてる。

連絡手段が無いんだ。

つまり私達がこの家を離れたら、帰ってきた親父と連絡を取る手段も無くなるという事。


そして親父も義母も元々天涯孤独。

親戚も家族も居なかった。

元母の親族は健在だけど頼るには微妙。

まして元母に頼れるわけ無いし、あっちは新旦那との生活がある。



「面倒くさいなぁ」



ただ家族で普通に生活するって、こんなに大変だったのかと、思わずにはいられなかった。




❇❇❇❇❇❇❇❇❇❇

❇❇❇❇❇❇❇





いつもように早退してチビ達のお迎え。

ん、なんか慣れちゃうもんだな。

それで夕食後に四人でお風呂で、三人の就寝を確認後にコンビニで深夜のバイト。

やっぱりちょっとキツい。



うつらうつら


「天音ちゃん、大丈夫?」

「は?!あれ?店長?」

「今頭が下がってたけど、かなりお疲れじゃない?少し仮眠してく?」

「いえ、今ので目が覚めました。大丈夫です」

「そう?大変だったらいつでも言ってね。天音ちゃんが店にいるだけでお客の入りがいいからさ」

「ええ?そんな事もないと思いますよ。あ、店長、お客さんです」

ピロピロピロッ

「チッこんな時に邪魔だなぁ」

「え?」

「何でもない。いらっしゃいませ」

「⋯⋯⋯⋯⋯⋯?」





❇❇❇❇❇❇❇❇❇

❇❇❇❇❇❇❇

❇❇❇❇❇





バイト帰りに店長がやたら仮眠を勧めてたけど、何とか断りを入れて帰ってきた。

やっぱりチビ達が心配で、早く家に帰りたかったからだ。

玄関に着いて親父の靴が無いか確認する。

これもすっかり毎日の日課だ。

上がってチビ達の部屋を確認して、そのままベッドにバタンきゅう。

午前5時にスマホのタイマーをセットして就寝。

通話機能は無いスマホだけど充電すればアプリは使える。

まあ、ネットも無いから便利とはいえないけど。







❇❇❇❇❇❇❇❇❇❇❇❇

❇❇❇❇❇❇❇❇❇❇❇

❇❇❇❇❇❇❇❇❇❇

❇❇❇❇❇❇❇❇















『天音さん、起きて下さい。天音さん』

「うん、もう少し⋯⋯⋯」

『天音さん、約束は守りましたよ。今度は天音さんが約束を守る番です』

「え?誰??」



目が覚めた?ら、真っ白い部屋?にいた。

で、目の前に金髪ギリシャ美人が立っている。

何かデジャヴ???



「あれ?コレって前の夢の続き??」

『せっかく一万円を進呈差し上げたのに、天音さん、酷いです』

「え、一万円?って何だっけ?」

『もしかして踏み倒すつもりじゃないですよね?アナタが一万円貰えたら話を聞くって言ったじゃないですか。だから違法なんですが、ソチラの運性を少し弄って天音さんに届けたんです。約束は果たしましたよ!』

「ああ、そんな事を言ったかも。でも一万円は宝くじだし、これは私の夢の中じゃないの?」

『だ・か・ら、運を操り天音さんの宝くじが当たるように運命を改変したんです』

「運命を改変?ソレって本来は他の人が当たる予定のものを私に振り向けたって事?」

『その通りです。この世界の神様にお願いしたり、地域の土地神さまにもお願いして無理を聞いて貰ったんです』

「だった一万円に神様の許可が必要なんだ?」

『人の運命を弄るとは大変な事。一万円でも同じです。まして異世界の女神である私の力の行使は地球の神の許可無しには使えません』

「成る程。そうまでして私に話を聞いて貰いたかったんだ。え?異世界の女神??」

『前にも言いましたが、異世界の女神である私の話を聞ける人は私と波長が合わなければ叶いません。アナタは私がやっと見つけた数億人に一人の逸材なんです!』

「うわぁあ、なんか流行りの詐欺師みたい」

『詐欺ちゃいますがな女神どすえって、何言わせるんですか!?』

「でもちょっとノリノリだったけど?」

『ごほんっ、とにかく一万円をあげたんですから、ちゃんと話を聞いて貰いますよ!!』

「はいはい、どうせ夢なんだから聞くぐらいはしてあげるよ」

『言質取りました!もう、後戻りは無しですから!!』

「しつこいなぁ」

『では、今からビジョンを見て貰います』

「ビジョン?映像って事??」

『ええ、百聞は一見にしかずです。映像の方が理解が早いと思うので。光よ!』

「わあ?!」



そうして女神?が手を振れば、天空に現れたのは満天の星空。

澄み渡る夜空を七色の星が光ってた。

綺麗だ。

うん、悪くない夢だね。


すると星空はスピードを増して、どんどん後ろに飛んでいく?

まるでSF映画の宇宙船が宇宙(そら)飛ぶコクピットから見てるシーンみたい。

そうして宇宙を飛んでるような映像が続き、やがて一つの恒星系?に辿り着く。

理科で習った太陽系のような形の星系?


異世界の風景を期待してたけど、なんだか壮大なスケール感で始まった映像。

ん、宇宙戦争でも始まりそうな予感がひしひしだわ。

でもそれって絶対間違いだよね?


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