第14話 久々の再会
美咲と関係を持ってから、もう二週間。
彼女とするのも、一緒にいるのも、楽しくなってきた頃だった。
放課後になると、毎日美咲は俺の部屋に来る。
美咲はゲームをしないので、部屋に入ると、すぐさまベッドに直行してエッチする。
そんな日々が続いていた。
──そんなある日の放課後。
スマホが震える。
『ごめん、遥斗くん……今日、家の用事でどうしても遥斗くんの家行けなくて……』
送られてきた美咲からのメッセージのあとに、拝むスタンプ。
思わず苦笑する。
『また明日な』
ひとことだけ返信。
(……今日は美咲とやれないのか……)
返信を打って、スマホを置く。
「暇だな……」
部屋が、少し静かに感じた。
そのとき──。
ピンポーン。
「宅配か……?」
立ち上がり、ボーッとしていた俺は何も考えず玄関を開ける。
「……はい」
「遥斗……」
そして、固まった。
「な、凪葉……?」
……目の前に立っていたのは、幼馴染の凪葉だった。
「久しぶりだね、遥斗……」
少しだけ照れたような凪葉の笑顔。
しばらく話していなかったせいか、なんだか妙に距離を感じる。
「……なんか変な感じだな」
「だね……」
凪葉は小さく笑って、それから視線を逸らした。
「あたし、遥斗に謝らなきゃと思ってて……。ごめんね……。気持ちの整理がつかなくて、なんだか気まずくて無視しちゃって……」
「いや……それは、無神経な俺も悪かった、し……」
「「…………」」
言葉が続かない。
微妙な沈黙が流れる。
すると凪葉が、ふっと顔を上げた。
「……あっ! あたしね、今日は遥斗と朝までエッチしようと思って準備してきたんだっ!
遥斗もあたしとできなくて溜まってるでしょ?!
──今夜は寝かさないんだからね……?」
蠱惑げに微笑む凪葉。
「あ、あぁ……」
──
「──アッ、アッ──! は、遥斗……いい……! そこもっと、奥突いてっ……!」
「ハッ、ハッ──、な、凪葉……っ、ヤバっ……! 俺もう……っ」
──
「ハァ……、ハァ……」
荒い息をつき、大きな胸を上下させている凪葉。
「やっぱり遥斗とのエッチ気持ちいいね……!
久々にエッチしたら、汗かいちゃった!
ちょっとシャワー借りるねっ」
「あ、ああ……」
裸のまま胸を弾ませ、凪葉はシャワーへ。
その背中をぼんやり見送っていると──。
──ピンポーン。
「……え?」
(今日は来客が多いな……)
そんなことをふと思っていると──、
「遥斗くん!」
鍵を掛け忘れていたのか、着替える間もなく勢いよく扉が開いた。
「家の用事がわりとすぐ終わったから、急いできちゃった!」
そこに立っていたのは、厚手のコートを羽織り、肩を弾ませた美咲だった。
「み、美咲……?!」
そっと背後を振り返る。
(凪葉はまだシャワー中だろうか……?)
俺の部屋は壁が厚いため、シャワー音は聞こえてこない。
「なんで遥斗くん、裸なの……? あっ! もしかして、遥斗くんも、あたしとしたくて裸で待っててくれたのっ? 嬉しい!」
裸で屹立したままの俺のモノに気づいた美咲が声を弾ませ、抱きついてくる。
「見てみてっ! 実は、あたしもねっ、コートの下、裸なんだよっ??」
美咲が自らコートの前を広げると、凪葉以上に豊かな乳房と、淡い茂みが露わになる。
「すぐ遥斗くんとエッチできるように準備してきたの〜! 早くエッチして〜〜!」
「わ、分かった……」
ベッドに直行すると、美咲は俺を押し倒し、コートを脱ぎ捨てて全裸になった。
──
「──ハッ、ハッ……!……」
パンッ、パンッ。
ベッドの上、バックから美咲の中を突き上げる。
「あぁん……! やっぱり、はるとくんの──きもちいい……っ!」
「み、美咲……!」
──そのとき。
「──遥斗〜、待たせてゴメンね〜! ちょっと長風呂しちゃった!」
「な、凪葉……っ!」
シャワーを終え、全裸のまま戻ってきた凪葉。
「──アッ、アッ、はるとくんっ、ソコ……っ!
え……?」
扉の前の凪葉と、ベッドで俺に突かれたままの美咲の視線が交わる。
美咲をバックから突き上げ、繋がったままの俺。
「は、 遥斗……?
美咲と、なにしてるの……?」
「な、凪葉、これはだな……?」
必死に弁解を試みるも頭が回らない。
凪葉は、繋がったままの俺と美咲を、ただ呆然と見つめる。
「「「…………」」」
全裸の俺、凪葉、美咲は、
そのまま固まった。
部屋の空気が、そのまま氷点下に凍りつく。




