第13話 美咲との日々
──幼馴染の美咲とも関係を持ってしまった俺。
その翌日。
校門前。
一人歩いていると、背後から声。
「……遥斗くん、おはよ」
「お、おはよ……」
振り向くと、美咲が立っていた。
グレーがかった髪。
マフラーに顔を少し埋めながら、小さく笑っている。
きちんと制服に包まれたその格好……。
──昨日の美咲との行為が頭に浮かぶ。
ベッドの上。
美咲のあられもない姿。
胸のやわらかさ。
キツくしまったソコ……。
──胸の奥が、がさりとざわつく。
「あのね、遥斗くん……」
美咲は少し声を落として言った。
「凪葉が心配するかもしれないから、学校では……いつも通りにしよ?」
「……分かった」
美咲は安心したように小さく笑う。
それから、少しだけ身を寄せて──
「その代わり……」
上目遣いでこちらを見上げた。
「……家では、いーっぱい。
なかよくしよーね……?」
そう言って、そっと俺の手を握ってくる。
ちょっと冷たいその指先。
その指先が、ほんの少しだけ絡んで、すぐ離れる。
「──じゃ、またあとでね」
何事もなかったように、美咲は友達の方へ歩いていった。
俺はその背中を見送りながら、しばらくその場に立ち尽くしていた。
──
「あっ、あっ、──は……はるとくーん……
はるとくんの……
────、き、きもちいい〜……!!」
「み、美咲……、!」
ベッドの上。
少し前まで凪葉との快楽に溺れていた場所。
「アッ、アッ、アッ──!
はるとくんの──っ、
ぶっとくて、あたひのなかで
こすれて……、、っ……あッ!!」
「みっ、美咲……、
イっ、イク……──っ!!」
──
気づかぬうちに俺は──
俺は。
新しい幼馴染との関係に、
底なし沼のように
ハマっていた。




