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美人エルフは宇宙人?! 『せっかく異世界に転生したのに「魔法なんてない」と言われても、納得いくわけないだろう!』  作者: なつきコイン


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33/42

33. バルーン星人

 塔の最上階に閉じ込められ、通信用の腕輪も奪われた俺は、ヴィーに転送で来てもらうことにしたのだが、転送されてきた彼女の姿を見て、俺は言葉を失った。


「お待たせ、アッシュ」

「……」

「あれ? どうしたの?」

「ヴィー、大変だ。転送事故を起こしてるぞ!」

「え? 転送事故? 何か変?」

「明らかに太って見えるぞ!」

「あー、それなら事故じゃないわ。実際に太ったのよ」

「太ったって、一週間でそこまで太れるか?!」

「一週間もあれば簡単よ。体に含まれる空気の量を増やせばいいだけだから」

 言っている意味がよくわからないのだが、バルクァン星人は俺たちとは体の作りが違うのだろうか?


「空気が増えているだけだから、体重は増えてないのよ」

「それって、風船が膨らむような感じなのか」

「まあ、そんな感じね」

「バルクァン星人じゃなく、バルーン星人じゃねえかよ!」

「風船星人って……。あれ、もしかしてアッシュたちはできないの?」

「できません」

「そうなの……体の構造が違うのかしら? それにしたって、風船星人はひどいわ」

 どうも彼女は、風船星人呼ばわりされるのが大変不本意なようだ。


「それはともかくとして、どうしてそんなに太ったんだ」

「だって、この体型なら王様から好かれることもないでしょ」

「あれ、ヴィーは俺とサラの会話を聞いてなかったのか?」

 サラと俺が会話をしていた時に、また、温泉にでも入っていたんだろう。


「王様はデブ専なんだぞ。それじゃあ逆効果だ」

「サラの発言はブラフよ。私たちを油断させるために嘘をついたのよ。だいたい、王様のくせにデブ専なんてありえないでしょ」

「俺にはサラが言っていたことが嘘だとは思えなかったけど」

「偽情報を流すのは諜報の常套手段よ。安易に信じては駄目よ」


 まあ、軍人のヴィーがそう言うならそうなのかもしれないが。

「そうなのかな……」


「それにしても彼女、私情を挟まず、任務に誠実で好感が持てるわね」

 軍人のヴィーと騎士のサラ、似たような立場で通じるものがあるのだろうか?


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