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美人エルフは宇宙人?! 『せっかく異世界に転生したのに「魔法なんてない」と言われても、納得いくわけないだろう!』  作者: なつきコイン


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25/42

25. 村長

「クソッ! ガイのやつ可愛い年下の嫁さんをもらっただけでなく、あんな美人を囲いやがって!」

 痛い思いをすればいいとイナゴの情報を伏せていたのに、なにやら不思議な装置でうまく切り抜けやがった。あれは遺物アーティファクトなのか? だいたいどこから?


「全くもって計算外だ。うまくいけば破産したガイに代わって、あの美人を囲い込める予定だったのに」

 本当に忌々しい。


 おまけにイナゴを撃退したことでガイの評価は鰻上りだ。このままでは村長であるわしの地位が揺るぎかねない。どうしたものか……。


「パパ!」

「なんだ、イザベラか。お父様と呼びなさいと言っているだろう」

「ごめんなさいお父様」

「それで何か用か?」

「あの悪魔が不思議な機械でイナゴを撃退してしまったそうよ」

「既にその話は耳に入っている」

「きっと自作自演なんだわ。余りにも都合が良すぎるもの」


「自作自演か、なるほどな、それはいいかもしれんな」

 イナゴは自然発生だったが、次はこちらで用意してやればいい。


「イザベラの言うとおりだな。あとはわしがなんとかするから部屋に戻っていなさい」

「はい、お父様。早く悪魔を追い出してね」

「ああ、任せておきなさい」


 可愛い娘にまで心配させやがって、ガイのやつ目にものみせてやる。

 さて、どうしたものか……。何か良い方法はないか? そうだ、最近、隣村が盗賊に襲われたといっていたな。それなら、美人を餌にして、盗賊にガイを痛めつけさせればいい。



 おまけ その頃もう一人の黒幕ルルは


 あのエルフ、完全に村に溶け込んじゃって、自分の国に帰る気があるのかしら。

 イザベラちゃんを焚きつけてみたけど、うまくいっていないみたいだし。

 早くアッシュくんを連れて出ていってよね。


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