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異世界ジャンボ宝くじ~黄色い本は都市伝説でした~  作者: コメッコ29


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アメデオ

「おっさん、ハム次郎に餌やるなよ!暫くはお前のゼリーしか食べさせるなよ」

 フローの家に着くなりおじさんが釘刺されてる。


「しかし、なんで生き物連れて来た?禁止事項に書いてあったろ?」

「黄色い本の事?読んでたら急に本が光って、気がついたらあの山にいたんだよ。ハム次郎は巻き添え食らったんだね」


「事故転移か…最近増えてるみてーだが、まさか宝くじ転移でもやらかすバカがいるとはな」

「まぁ、仕方ない。何にせよ、前後賞ふたり共揃ったね。幸運なふたりが…」


「ところで、その猿みたいのはこちらの生物ですか?」

 うわっ!壁に猿みたいのがいる。しっぽが9本に分かれてるよ。九尾の狐みたい。


「おっさん、もう見えるのか?なるほど…」

「アロハもそろそろ見えるんじゃないか?」


「うん見えるよ。今朝まではいなかったよね?」

「最初からいたぞ。お前には見えてなかっただけだ。分かりやすく言うと、お前のレベルが上がったから見えるようになったんだ」


「こいつは『アメデオ』あたしのペットだ。ハム次郎も仲良くしてくれ」

 フローのペット?レベルが上がったからって?オプオプ博士どういうこと?


「私のデータによると、その生物には認識阻害がかかっていたと思われます。結界のようなモノです。アロハさんが見えるようになった理由は、フローさんの言うとおり、レベルアップしたのでは?ゲームのようなレベルとは違うようですが」


 へー。よくわからないけど、僕も強くなってるのかな?絶対零度も近いのかな?


「さわっても平気?」

「あー。害はねーから大丈夫だ」


「ほら、ハム次郎君。アメデオだって。仲良くしようね」

 アメデオがハム次郎君の頭を撫でてる。ほっこりするな。僕も恐る恐るアメデオの頭を撫でた。異世界の生き物に初めてさわったよ。カワイーな。


 え?突然アメデオの目が光を放つ。何?なんなの?僕変なことしたの?


「フロー、フロー。アメデオの目が青白く光ってるよ?」

「大丈夫だ。現世のアメデオからの通信だな。ナイスタイミングだ」


 アメデオのしっぽが4本に減ってる。フローが戸棚から紙コップを2つ出した。糸でつながれてる…糸電話だよね?

 フローが紙コップを耳にあててる。もう1つはアメデオが口にあてた。ぷぷっ!ペットと糸電話遊びするのかな?


「おう!あたしだ。半年ぶりか?ってお前誰だ?ニコ?そんな奴あたしは知らねーぞ」

「あー、いるぞ。ハム次郎も一緒だ。代わるぞ」


 え?ニコ?

「おっさん。お前の娘みてーだが」


 嘘?皐月って確かにニコと同じ名字だけど…皐月さんってニコのお父さんなの?











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