第十三話:M ~ open the wolds ~
最初に一か月投稿しなかったのはお詫びいたします。理由としては十二話投稿の後、マインクラフトのゆっくり実況がしたいと唐突に思いまして悪戦苦闘してたら一か月たっちゃいました。
ごめんなさい(;^ω^)
これからは目標一週間投稿~やっていくぜー!('ω')ノシ
気絶しているガリクソンは、ホテルから大金を呼び出して塚田と一緒に岩原の要望で坂口荘に運んだ。 二人をかなりの距離がある王立警視庁と坂口荘の二か所で尋問するのには、二人が協力して逃げ出さないようにという岩原の魂胆があるからだ。
「言っとくがね岩原君、くれぐれもそいつを殺してはならんぞ。また、もしだぞ、自殺をしようとしたら全力で止めろ。」
木暮はそう念を押すと、大金を連れてマックを王立警視庁まで連行した。
坂口荘にある岩原の部屋に到着すると、岩原の合図で塚田が精霊魔法で隣の部屋に音が聞こえないようにした。
「ぬわああん。疲れたモオオン!」
岩原は大きなあくびをした後、ガリクソンを背負っている塚田を自分がいる居間へ招き入れた。
「疲れたのはこっちの方ですよ。最初だけしかこの人を担いでいなかったじゃないですか?」
塚田は、「もう」という顔をしてガリクソンを居間にあるソファーに寝かせた。
精霊魔法もかなり体力を使う技なのでもうクタクタだ。
だが岩原は少しも悪びれる様子もなく無邪気に笑った。そして、真剣な顔になって木暮が車の中で塚田に話したことを自分に聞かせてくれと言った。
「いいんですか?彼女、もしかしたら狸寝入りをしてるかもしれないんですよ?」
すると岩原は、どう考えても悪役のような笑顔を浮かべてこう言った。
「いいんだよ。悪女だろうと何だろうと、俺の特別な尋問方法で忠実なペットにして飼ってやるからな。」
「あの、それ、尋問というより拷問のような気がするのですがまあいいでしょう。」「・・・で、その話の内容ですが、課長曰く、エゲロス皇国にはいまのところ知らていないそうなんで大丈夫だそうです。」
岩原はちょうどお茶を二人分入れに行こうとしたところで、少し驚いたような表情をして塚田の方を振り向いた。
「なんだって?あの国は合衆国の亡命政府の数々の電網探査防害機能をかいくぐって位置を特定して潰したり、それ以上である鉄のカーテンと言われたソ連の亡命政府の電網探査防害機能を電脳風邪を使って逆に利用して、北極の基地で極秘裏に進められていた改造動物計画をギリギリで阻止したりしてたのに?」
「もしかして、エゲロス皇国の連中は戦争が終わったからそう言ったたぐいのものが緩くなったのか?」
岩原の推理を塚田は首を横に振って否定した。
「いいえ、その逆です。むしろ戦争をおっぱじめた国に対しては途中で裏切ったもの、最後まで敵として戦ったもの問わず戦後は厳しくなります。」「だから、今回の事件に関してはエゲロス皇国が知らないはずはありませんし、むしろ知らなかったら支配者としての威厳がなくなり、トロワ民族国のエゲロス皇国からの独立戦争が始まります。」
塚田は、「そうなったら私たちもその戦争に参加しなければいけません」と項垂れこぶしを強く握った。
「だとよゲリクソ野郎」岩原はそう言うと案の定狸寝入りしてたガリクソンを蹴り飛ばした。
「アウチ!ゲリクソは貴様ダロウ。」
「黙れ、さっさと貴様らのアジトを言え・・・さもなくば・・・」
「ククッ・・・殺したければ殺せ・・・私は捕まった以上用済みだ。」
「誰が殺すといったのかね」
岩原はにやりと笑うと、風呂場から仁王立ちの赤鬼の絵が描かれた水石鹸を持ってきた。
「あの、岩原さん・・・まさかそれって」
塚田はそれを見たことがあるのか、半ばあきれ顔で岩原が持っている水石鹸を指さした。
「ああ、これか、実は俺は以前ようつべマンを目指してこれを体に塗りたくる動画を作ったことがあるのさ。」
岩原が持ち出したそれは、アメリカ王国海軍直属の水石鹸の販売会社である『海風』がふざけ半分で制作したわさびと赤唐辛子入りの水石鹸で、その名も『赤鬼の水石鹸』である。
「フン!それで私を尋問しても絶対に我々のアジトの居場所は教えねーからナ。なんせその痛さは尋問訓練で経験済みだからナ!」
ヒャハハハと笑うガリクソンを尻目に岩原は、黙々とゴム手袋をはめてガリクソンに向き直り「それはどうかな?」と言った。
そのやり取りをしている最中に岩原がウチボウという名義で投稿している動画を思いだした塚田は、あー終わったなーガリクソンと心の中でアーメンを唱えた。
ゴム手袋をギチュギチュ言わせながら岩原はガリクソンの方に向かっていった。
「さて、もう一度聞くがお前たちのアジトの場所はどこだ?」
「アッハハハハハァ!本当に私の口から聞き出すつもりかい坊やァ」
「ああ、その通りさ」
「だったら答えはノーとはっきりと言っておくヨ!」
予想通りかとため息をついた後、岩原は水石鹸を出してガリクソンの鼻にくっつけた。
すると、痛みに備えて目をつぶっていたガリクソンは、泡が鼻についたとたんに急に眼を見開いてオーバーすぎるリアクションで苦しみだした。
「AAAAAAAAA! My nose ! My no-se !」鼻が鼻がーと叫んでいる彼女を前に岩原はしてやったりな顔をしていた。
「え?以外に口だけなんですね彼女は」
キョトンとした顔で呆けている塚田に岩原はそうでもないさと言った。
「なんせ、あれは踊通部に投稿するためにわざわざ宇宙一辛い香辛料がある竜神星に行って買ってきた伝説の香辛料『龍粉』を混ぜたものだからな。」
「・・・で試したんですか?」
岩原は、ああと苦虫をかみつぶしたような顔をして「今のガリクソンと同じように鼻にくっつけたらやばかった・・・痛いなんてもんじゃねえ、鼻がもげるかと思った。」
口にこそ出さなかったが塚田はバカだ、この人本物のバカだと思ったとか。
ちなみにその後、動画を撮り終わった岩原は病院へ行き治療を受けた。
なぜかそこの担当医は、第一の地球にある過去に花札を販売していたゲーム会社を知っており、黄色い帽子のトレジャーハンターの鼻みたいだねと岩原に言ったそうだ。
トレジャーハンターの鼻になりながらも、ガリクソンはアジトではなく衝撃の事実を口にした。
「ハヒー、ハヒー・・・ああっ、最高のご褒美だわ!」
岩原がなんのこっちゃと言わんばかりの顔をしていると、ガリクソンは顔全体を真っ赤に染め上げながら岩原に寄り縋った。
「ねえ、そのシャンプーもっと私にかけなさいよ、more! more! more!」
「岩原さん・・・これもしかして」
「ああ、」マゾスイッチはいっちゃったな~と岩原は後頭をかきながらつぶやいた。
「え?マゾスイッチ?なんですかそれ?」
「あ、いやこっちの話、それよりこれは好機だ。奴からアジトを聞き出せるかもしれないぞ。」
岩原は作戦があるのかニヤッと笑った。「いやいや、無理ですって、拷問の類はもう違う意味で彼女には通用しませんよ。」
塚田は右手を左右に振って反論した。
「本来の用途ではな」そういうと岩原は、部屋の電気の上に不自然に設置してある赤いボタンを押した。
すると、機械がうなる音とともに第一の地球の日本にどこにでもあるアパートの部屋がみるみるうちに、数々の拷問器具がそろったおぞましい部屋に変貌した。
「オイイイイイイイ!なんなんですかこれは!?」
「いや~、世の中にはさー、できたばかりの黙秘権を盾にして口を割らない連中がいるのよ、そこでね、おじさん考えたのよ、正規の警察じゃないから法でさばけなかった悪人はおじさんの部屋で口を割らせたのよー」
岩原の瞳がなぜか少しずつ光がなくなっていくのを感じた塚田は冷や汗を流しながら話題を戻そうとした。
「あの、自分から話題をふっておいてなんですが、すいません。わかりましたから、拷問部屋でそのサングラス越しに空虚な瞳を向けないでください。」
「ん?ああ、ワリイワリイ、嫌な思い出を思いだしちまってな。」
さて、と岩原は表情をいつものチャラけた半笑いの顔に戻してガリクソンの方に向き直った。
「おい、そろそろアジトを教えてもらいたいものだねーガリクソン君。でないとこの水石鹸をしまっちゃうよー。」
「フ、フン!私は絶対に口を割らないわよ」
「あっそ」そういって岩原は持っていた水石鹸を風呂場に戻そうとした。
「アー!わかったわかりましたから言いマスから、それを私にくっつけてえええ!」
岩原はにっこりと笑って水石鹸の泡をガリクソンの目以外の顔の部位に塗りたくった。
もちろん部屋の中でガリクソンの狂喜の絶叫がこだましたのは言うまでもない。
ちょっと前書きの後半ふざけちゃいましたけど、元ネタ解りますかねー?
解るか―!(゜Д゜)
とかいわないでね~(;^ω^)




