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爆弾の開発

「しかも設計されたのは5年前

もうすぐ部品が手に入らなくなります。

 だから日本で作られたのかもしれませんね」

亮はEMP爆弾の中を見た時かなり

古い部品が使われていた事に

気づいていた。


「なるほど、じゃあもうあの設計図は

役に立たなくなると言う訳か」

「うん、設計図を見て理解した科学者が

独自の物を開発しない限り

 今の形の爆弾だけだろう」

クリスはロビンに答えた。


「ただ、今までにあの爆弾が

何個作られたかですね」

「ええ亮。我々もそれを危惧しています」

実際にEMP爆弾を見た亮は思い出すだけで

鳥肌が立つ思いだった。


「クリスこれEMP爆弾のシステム理論を

書いてあります。読んでください」

亮はUSBメモリーをクリスに渡すと


「ありがとう亮」

クリスはニッコリと笑って亮と握手をした。

「亮、爆弾まで作るのか?」

ロビンが驚いて聞くと亮は


「大丈夫ですよ、ロビン。それよりこれに

EMP爆弾攻撃を受けた時の

バックアップシステムの計画書が

書いてあります」

亮はもう1つのUSBメモリーを渡した。


「亮、なんて奴だ!これを作れば大儲けだ!」

ロビンが亮の肩を叩いた。

「はい、楯と鉾です。高校生科学選手権の

三人で儲けましょう、クリス」


「うん、ありがとう亮、まだ礼を

言っていなかった、あの時亮に

捕まらなかったら、そしてロビンの

親父さんの弁護が無かったら

今頃本当のテロリストになっていた」


「そんな事気にするなよ、今は友達なんだ。クリス」

三人ががっちりと手を握り合うと

デビッドとローラが入ってきた。


亮はデビッドとローラにハグをすると

千沙子と玲奈とマギーを紹介した。

「亮、久しぶりね」

「はい。ローラ」

アメリカに来て初めてできた

友達のローラに再会して

亮は懐かしく思った。


そして亮はクリスをローラの所に押し出した。

「その節はどうも」

クリスは申し訳なさそうにローラに言うと

「あら、あの時の」

「ローラ、今はちゃんと軍の仕事をしています」

亮は慌てて体を乗り出すと


「うふふ、ロビンに聞いているわ。

よかったわね。クリス」

ローラは優しく暖かい目でクリスを見た。

「デビッド、D&Rバイオ燃料会社にエネルギー省が

 補助金を出すそうです」

「本当か!亮」


「はい、昨日スチュアート上院議員

が約束をしてくれました」

「凄いぞ!」

デビッドが亮と両手で握手をした。


そこにマリアとマリアの娘エンジェルと

シンディとケイトとモニカそして

キャシーが入ってきた。

「おい見ろよ、クリス。

スーパーモデル達が来たぞ」

ロビンが声を上げるとクリスは

あまりにも美しいシンディたちを

ジッと見ていた。


「亮!」

ケイトとモニカが亮に抱きついた。

「亮、お前の知り合いか?」

ロビンは驚き亮を指さした。

「はい」

亮はうれしそうに返事をした。


「わあ、素敵こんなにたくさん集まった食事会初めて

 まるでパーティ見たい」

マリアが声を上げた。


「すみませんマリア。食事をする話をしたら

十四人も集まってしまって」

亮が謝ると

「とんでもないわ、あなたの人徳でしょう」

今までの仕事を辞めて一緒に仕事をする仲間に

マリアの愛想が良くなった。

「マリア、みんなを紹介します」


~~~~~

2時間前ブルックリンの廃墟ビルに

髭をボサボサに生やしてチェアに横になって

ビールを飲んでいるエドが言った。

「コリーン、今日もアルバイトか?」

「今日、借金を払わなくちゃいけないんだ。

何とかならないかコリーン」


「じょうだんじゃないわよ。うちの大学は

学費の支払いの日を1日でも遅れたら

即退学なのよ。余分なお金なんかないわ。

ビスマーク(ノースダコタ)に戻ってまともな

仕事についてちょうだい。パパもママも心配している」

コリーンはヒステリックに怒鳴っていた。


「なあ、頼むよ。借金を払わなかったら

俺は殺されるんだ」

「兄さん、殺したら借金を取れないのよ。

殺すわけないじゃない」

「コリーン、それはまともな金貸しがやる事だ。

奴らは人を殺すのを何とも

思っちゃいない」

エドはコリーンの足にしがみついた。


「兄さん」

コリーンはエドを哀れに思い肩に手を差し伸べた。

「なあ、コリーンお前が今から行く家は日本人なんだろう」

エドは日本人は現金を持っていると話を聞いていたので

コリーンに聞いた。


「そうよ」

コリーンはいきなりエドに言われて

何を言われれるかドキッとした。


「兄さん、もし良かったらアルバイト先の

家で一緒に夕食食べない

 冷蔵庫の物なら何を食べても

良いって言われているから

 美味しいもの何か作るわ」


エドはしばらく考えると

「うん、そうだな。

たまには美味いもの食べるか」

「じゃあ、1時間後に来て料理の

準備と家の人と会うとまずいから」

「わかった、わかった。必ず行く」


~~~~~

1時間前エドはコリーンのアパートを出て

裏通りから表通りに出ようとした

瞬間エドの首にナイフが突きつけられた。

「おいエド、貸した金を返してもらおうか!」

アロハシャツを着た黒人の男二人の

一人がエドの胸座を掴まえた。


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