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爆弾処理

「着陸をオートパイロットでやりたかったのですが

 機械が故障しているみたいです。

チェックできないでしょうか?」

「分かった。そこにハッキングする」

「ハッキングできるんですか?」


「ああ、オートパイロットが出来るなら入り込める、

 ちょっと待ってくれ」

ロビンは自信を持って答えた。

「分かりました。よろしくお願いします」

亮が無線を切ってしばらくすると

計器類のランプが何度か点滅を始めた。


そこに、フレイザーから無線が入った。

「FBIのフレイザーだ」

「はい」

「犯人はWebcomeを使って20ドルのアクセス料を

取っていた。かなりの金額だぞ」

「そうですか、ではホノルル空港でWebcomeを

持っている人間が居るので

 その連中を確保してください」


「何だって」

「奴らは最後に凄いやつを仕掛けてあるはずです」

「爆破か?」

「ええ、旅客機の爆発は最高のショーでしょう」

「まあ、そうだな。と言う事は」


「おそらく燃料が入っている両翼の近くに

爆弾を仕掛けてあるはずです。

自分も助かるようでしたが、翼に爆弾を着けると

 落下する可能性があるのでおそらく

主脚(後方の2つの車輪)

ストラット(脚柱)かホイール(車輪)

辺りにつけた可能性があります。


「わかった、爆弾を探そう」

「どうやって?」

「私の方から海軍に連絡をするから戦闘機を

近づけて目視させよう。近づいたら車輪を下ろしてくれ」

「分かりました。連絡をお待ちしています」


それからまもなくJOL7007便を

追尾していた飛行していた

F/A-18Fから亮に連絡があった。

「ミスター團、平行飛行に入りました。車輪を下ろしてください」

「了解」


車輪のレバーを下ろすと抵抗で急激にスピードが落ち

ノーズが下を向いたので亮は慌てて操縦桿を引いた。


~~~~~

F/A-18Fのパイロットに後部席の兵装操作官が

暗視スコープを覗きながら言った。

「レッド。もう少し下だ。ジェット気流に気をつけろよ」

「了解。クラウド」

F/A-18Fは少し高度を下げると後部座席のクラウドは

暗視スコープでストラットに付いた爆弾を発見した。


「レッド、左車輪に爆弾発見、写真に撮る。

下を通って右車輪を確認しよう」

「了解」

右側に付けたF/A-18Fは右車輪には

爆弾を発見できず左車輪の写真を

空母ロナルド・レーガンに電送した。


そしてまもなく亮の所に空母

ロナルド・レーガンから無線が入った。

「ミスター團、副艦長のスミスだ。

左車輪に爆弾を発見した。

C4爆弾1kgと思われる」


「了解、これの撤去はどうしたら?」

「こちらで作戦を考える」

スミスは返事に困った。

「もし、可能であるならゴム弾打ち落とせませんか?」

「そんなことが出来るか!」


スミスは簡単に言ってのける亮に怒って言った。

「いいえ、アメリカ海軍には優秀な人間がいるはずです」

亮の話を聞いた男がスミスの下に近づいた。

「副長、彼の言っている事はまんざら嘘では無いですよ。

 ただし、FBIの人間ですが・・・」

「どこの人間でもいいすぐに連れてこい!」


スミスは亮に嫌味を言われて腹が立っていたが

軍のトップつまり大統領から亮を救う命令を受けていた。

「はい、もう向かっています」

スミスは誰が命令したか不思議で口をあいたままだった。


~~~~~

「あとどれくらいで着くの?」

複座のF-18Fの後部座席に乗っていたジェニファーが

パイロットに聞いた。

「あと30分でホノルルに着きます。

もし音速に耐えられれば10分で到着します」


「わかったわ。お願い」

「了解」

パイロットはアフターバーナースイッチを入れ加速した。

「亮、待っていて私が助けてあげる」


~~~~~

「ミスター團、君の作戦の通りにしよう」

亮は急に優しくなったスミスの声が気になった。

「はい?」

「君の言った通り優秀な狙撃手がホノルルに

向かっている。作戦を立ててくれ

 ただし滑走路の向こうにはヒッカム空軍基地ある。

爆弾を車輪から落とさない限り着陸は許可できない」


スミスはすべての責任を亮に押し付けるつもりだった。

「分かりました。その狙撃手はどんな人ですか?」

「Selsと言いたい所だがFBIのジェニファーと

言えば分かるそうだ」

亮はジェニファーと聞いてすべての作戦が可能になる事で

嬉しかった。


「分かりました。ではジェニファーが到着したら

一番速いヘリコプターに乗せて

 下さい。この機が着陸態勢に入って時速300kmに落としたとき

 並走飛行していたヘリコプターから狙います」

「そんな事出来るものか失敗したら乗客が死ぬぞ」

スミスは亮の作戦を否定した。


「いいえ、成功します」

「勝手にしろ!私は責任持たないからな」

スミスは無線を切った。

亮はロビンを呼び出した。

「ロビン、着陸態勢に入った飛行機の車輪の爆弾を

並走飛行しているヘリコプターから

撃ち落とすのにかかる時間を計算して欲しい」


「ヘリは何だ?」

「たぶんAH-IWスーパーコブラだと思います。

最大水平速度:152 kt / 281.5 km/hです」

「相変わらず、兵器おたくだな。281.5kmだと

そっちの飛行機は完全に

着陸態勢に入っていないと墜落だぞ」


「はい、おそらく5秒有るか無いか」

「その通りだ、4.55秒」

「やっぱり。ところでありがとうロビン、

ジェニファーを呼んでくれて」

「わかってしまったか。病院から連れ出すのが大変だった」

ロビンは照れていた。


「この事件の流れを知っているのは

親友の君しかいないさ」

「改まって親友なんてなんだよこの世の終わりみたいに。

大丈夫だうまくいくさ」

「ありがとう、ロビン」

亮は心の底から感謝した。


亮は突然思いついて空母ロナルド・レーガンに連絡を取った。

「すみません、液体窒素はありますか?」

「液体窒素だって?何に使うんだ?」

スミスは亮の突拍子も無い頼みに唖然として聞いた。

「僕の椅子の下にあるC-4爆弾を凍らせる為です」


「君の椅子の下に爆弾が仕掛けてあるのか?」

スミスは飛んでも無い状況に置かれている亮の

冷静な態度に驚いていた。

「はい、この椅子から立ち上がったら

爆発する仕掛けになっています」

「わ、わかった。それでどうやって運べばいいんだ?」


「幸いフロントガラスが割れているので

そこから入れられます」

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