第3話 やっぱ、、、つらいよな
再投稿になります。
おじいさんが連れられて行ってしまった……
子供達は泣いていたが、どうやら事情を知るものもいたようで、仕事の詳しい内容や孤児たちの名前や容姿などをおじいさんはリストアップしており、一番年長の子に持たせていたらしい。らしい というのは後で聞いた話だからだ。その時は知らなかった。そろそろ日が暮れそうだったため、俺は孤児たちの夕飯を作ることにした。
年長の子に案内してもらいキッチンにある冷蔵庫(氷の永続魔法がかかっている箱)を覗くとそこには卵が幾つかと野菜がたくさん、、それだけだった。オムレツでも作るか。俺は前世バイトで板前にまかないでもらった、野菜オムレツを子供達に作った。一人暮らしで料理はする方だったから、その経験が役に立った。そして子供達を頑張って寝かしつけようとしたが、それも野暮だろうと思い、そっとしておいた。みんなが寝つき静かになった夜、俺は何か役立つものはないかと探していた。すると古ぼけたクローゼットの底なにか出っ張りがあるのを見つけた。ハッチだ。でも一体なぜこんなところに、、ハッチを開けるとそこには得体の知れない何かがあった。どういうものかを言葉で説明するのも難しい何かが……そうだな、強いて言うのならばラジオとト○ロの真っ黒くろ○けを足して2で割ったような感じか、、。絶対に理解できないだろうが、実際そうなんだから仕方ない。いじってみようかと思ったが、よく考えればこれはこの館を守っている何かとかそういうオチだろう。下手にいじると逆に危ない。本格的に暗くなってきたからそろそろ寝るとしよう。
与えられた部屋に戻る途中すすり泣く声が聞こえた。孤児たちが眠っている部屋からだ。中を覗くと半分以上が眠れていないのが見えた。そりゃそうだ。育ての親が連れ去られたんだもの。俺は孤児たちを寝かしつけるために部屋に入って行った。名前と生い立ちがわかっていないことがどんなに悔しいことか。俺は言う。
「寝られないのか?何かお話しでもしようか」
孤児が言う。
「お願いします。」
消え入りそうな声だ。そうだなこの世界のおとぎ話とかは少し知っているが、それだと飽きてしまうだろう。
結果俺は桃太郎を話すことにした。幸い聞いたことのない話に気が向いたのか、おじいさんのことを少し忘れてくれたらしい。あまり言い方は良くないが。そうして子供たちは眠ったのだった。
空には紅い月が浮かんでいた。
どうもjenuです。今日は気が向いたんで3本目を投稿しましたって言おうと思ってたんですがあまり時間がないため今日に回すことにしました。ちなみにあとがきと本編は前日に書いてます。そうそう。ちょっと前に農協がラッシーを作るのですみたいなツイートしてたじゃないですか。あれ作ってみたんですけど牛乳、ヨーグルト、砂糖でできるし簡単だしうまいのでめっちゃオススメです。じゃあ次回予告を。
次回「血月、、、厨二臭いな」
皆様の楽しみになりますように。それでは。




