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【語訳】人類歴史解剖書〈最新版〉

 明暦3年 原初の人類が誕生。


 明暦120年 人類初の王国、「カウズ・セラ王朝」が建国される。


 ↓この間、当時大きな勢力を誇っていた「カウズ・セラ王朝」と「ハル・モルドビ帝国」と「カペィル      

 ↓王国」が大きな内戦を繰り広げる。


 明暦300年 ハル・モルドビ帝国が人類領土を平定。


 明暦305年 ハル・モルドビ帝国国王が、特別な能力を有した五人の英傑をまとめあげ、巨大な一個師団を作ったとされている。


 明暦382年 人類が初めて外界と接触をもつ。人型魔族との貿易が盛んになった。


 明暦400年 南方で、新たな国「カルデモンド王国」が建国される。北方に勢力をかまえるハル・モルドビ帝国と二極化する。


 明暦432年 各大陸、各種族が「六大魔族覇権戦争」を繰り広げているころ、人類本土ではカルデモンド

王国とハル・モルドビ帝国が戦争を開始。


 明暦433年 カルデモンド王国が人類本土を平定。


 明暦441年 カルデモンド王国が、突如として人型魔族に対して開戦。先の戦争によって手痛い傷を負って弱体化していた人型魔族を蹂躙し、人型魔族領土の南半分を奪取。


 ↓他種族との交易が栄えた。


 明暦992年 永きにわたって人類を統治していたカルデモンド王国が崩壊。新しく内乱に打ち勝った

「クロカェヤ帝国」が人類本土を平定。


 明暦1027年 人型魔族と軍事同盟を結託。結束を強める。


 明暦1050年 第一次全族大戦が各地で勃発。軍事同盟に従って、人類は人型魔族軍と同時参戦。

しかし、初めて見る他種族の圧倒的な力に押し負け、惨敗。領土侵攻を食い止めるため、大量の資源を差し出し、和解。


 明暦1071年 当時のクロカェヤ帝国国王が、人型魔族との軍事同盟を破棄。そのことで人類間で反発が起き、人類本土は13の国に分裂した。


 明暦1104年 当時人類で最も大きな勢力を誇っていた「マクス・ガシェ王国」が、かつての飛行型魔族首領と海類型魔族首領、三国間で同盟を結ぶ。のちに「陸海空三国同盟」と呼ばれる。


 明暦1106年 陸海空三国連合が、人型魔族の全領土を奪うべく開戦。


 明暦1108年 それまで中立の立場を貫いていた龍族が、対陸海空三国連合として参戦。突如として、人類の三個師団が壊滅するという「龍の怒り事件」が発生。


 明暦1110年 かつて人類が支配していた人型魔族の領土がほぼすべて奪還される。これにより人型魔族は全盛期の領土を取り戻し、人類の戦力は大幅に落ちた。


 明暦1116年 6年もの間、人型魔族領土南東の半島かつ人類領土の「ボカベル半島」で激戦。人類は同盟に基づき、飛行型魔族と海類型魔族の援助を受けながら抗戦。

結果、この年に龍魔族の将軍、ドラゴ・ハーネゾン将軍による手引きで和平。結果は引き分けだったが、内容としては人類側の大敗だった。この戦争はのちに、「第二次全族大戦」となる。


 明暦1119年 人型魔族との国交が回復。


 明暦1124年 同盟規約による期限満了につき、陸海空三国連合が解消。


 明暦1130年 第二次全族大戦の混乱から、人類の13国が8国まで減少。のちに、5国まで合併される。


 明暦1204年 正式に、海類型魔族との交易が始まる。


 明暦1205年 飛行型魔族に通行権を提供する。


 明暦1207年 龍魔族が、人類との国交を断絶。理由は不明。


 明暦1238年 人類の5国が、正統王家である「アンドルド家」のもとに統一される。現在もつづく王国、「アンドルド王国」が建国される。


 明暦1240年 独立国家としてこれまで存在していた人類本土付近の半島、「ボルバティナ半島」を統一すべく、アンドルド王国が軍を送る。


 明暦1257年 国外で頻発する戦争から、国内での不安や不満が高まり、各地でクーデターが起こる。


 明暦1261年 近い将来起こるかもしれない大戦にそなえ、満19歳以上の男子を国防軍に入隊させる制度、「軍召令」を制定。そして、税を8割減らすかわりに農業、造船業、鍛冶業を活発にさせる「興令」を制定。同年、アンドルド国王によって施行された。


 明暦1266年 この年、全面を木で構築した人類初の「船」、「木聖船(きしょうせん)」が完成。

これにより海や大陸へと活動範囲が広がった。


 明暦1267年 国防のためとし、国王命令で国の沿岸部に石垣が設置された。


 明暦1269年 アンドルド国王は、国防軍の部隊として、王に忠誠を誓う200人の精鋭によって「近衛師団」とその他五つの師団を結成する。


 明暦1271年 国防のためとし、国防軍への入隊志願者が軍事や戦闘技術を学ぶことのできる4年制の学校、「アンドルド国防学校」を建設。


 明暦1280年 この年、人類初、全面を石で覆った「石聖船(せきしょうせん)」が完成。微弱な魔力を乗組員が放出し続けることで石の重量を相殺し水に浮くことのできるという画期的な発明となった。


 明暦1304年 この年、国防軍の総数が600万人を突破。

 

 明暦1311年 当初の目的を達成したため、軍召令と興令が同時失効。急激に人類が経済・軍事ともに発展したこの50年間のことを、「人類急進期」と呼ぶ。


 明暦1312年 ボカベル半島に偵察任務として来島していた人類偵察部隊が、遠方より隣国人型魔族領土に龍魔族が侵入しているのを発見。これに対し人類側は、静観の構えを取った。


 明暦1313年 人類が、召喚魔法によって、はじめて異世界の人間を召喚する。当時のアンドルド国王は、この召喚術を「本来の用途にそぐわないもの」として一般公開を禁止、使うことのできるものをその召喚士の息子とその孫のみに限定。一度きりの使用で召喚士の命が失われるハイリスクな魔法だったと伝えられている。


 明暦1316年 異世界から召喚された人間が、ボルバティナ半島偵察部隊に同行して遠征をおこない、その後消息を絶った。必死の捜索活動が行われたが、ついぞ見つかることはなかった。


 明暦1340年 この年、国防軍の総数が900万人を突破。

 

 明暦1360年 この年、アンドルド国王は人類の「個」としての最強とされる三人の戦士たちをまとめた「対魔特殊人材」を発足。


 明暦1378年 近衛師団副団長兼諜報員のキシトキ・アスカが潜伏中の龍魔族領土から情報を得る。

「龍魔族以外すべての種族がすでに人類を滅ぼすために結託している」ことを知った。

詳しくは別書、「全族歴史解剖書」にて説明する。

同年、アンドルド国王ヴェイン・アンドルドが国民に「非常戦時国防令」を発令。歩兵部隊10万人を龍族本土に石聖船を以て派遣、加えて歩兵部隊5万人と石聖船100隻を海類型本拠地へ奇襲攻撃。

今なお続く、「第三次全族大戦」が始まった。


 明暦1379年 海類型本拠地の領土約半分を占領。しかし飛行型魔族による空襲や、海類型魔族が得意とする海戦に翻弄され、本土と海類型領土(人類占領地域)とのライフラインが寸断される。

同年、開戦と同時に占領した龍魔族本土の一部に向かって龍魔族の軍勢が攻勢をしかけ、押し返される。

よって、ジェルムナ海を背にした塹壕戦を人類軍は余儀なく行った。

そして、2代目召喚士によって二人目の異世界の人間、「ヨルマサ・クラマ」が召喚される。





次の次くらいにはこの世界の地図をのせます

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