【語訳】【別冊】世界戦歴〈最新版〉
※この書は、人類歴史解剖書〈最新版〉に同梱されているものである。
この書は、キシトキ氏の潜入告発文に関する内容を多分に含んでおり、その言葉のすべてが現時点において紛れもない事実であることをここに約束する。
明暦430年 六大魔族覇権戦争開戦。この戦争によって、魔族種の序列が決定される。
明暦441年 人人戦争開戦。人類側の勝利。
明暦1050年 第一次全族大戦開戦。開戦のきっかけは、悪魔族による宣戦布告なしの奇襲攻撃。隣接する不死魔族の領土に侵入。このことを皮切りに、世界全体ですべての種が入り乱れる大戦争となる。
悪魔族が不死魔族に勝利し、魔族種の序列が変化する。この戦いにより、悪魔族は人型魔族に次いで広大な領土を誇る不死魔族の領土を奪い、現在に至るまでの悪魔族の支配圏が確定した。
明暦1106年 第二次全族大戦開戦。海類型魔族と飛行型魔族との陸海空三国連合に基づき善戦するも、龍族の対陸海空三国連合参戦によって敗北。これにより、人類領土は本土とボカベル半島を除く全域が人型魔族名義で奪還された。
明暦1194年 悪魔族大反乱が起こる。史上最強の種となるために、悪魔族が海を渡り龍魔族本土へ電撃侵攻。得意とするゲリラ戦法や奇襲作戦で戦力を削っていったが、ドラゴ・ハーネゾン将軍の活躍によって二か月で鎮圧された。悪魔族は和睦交渉を提案し、大量の奴隷と資源を提供し和平。
明暦1200年 龍魔族大戦争がおこる。キシトキ氏の潜入告発文によって判明したことであるが、
当時龍魔族陣営に、ユニークスキル『未来予知』を保持した占い師がいたとされている。その占い師が「人類が世界の勢力図を塗り替える」と予言。
ドラゴ・ハーネゾンは、確実に人類を絶滅させるために、人類を除く六大魔族すべての種と同盟を結ぶため、暗躍を始めた。話し合いで同盟を結べなかったため、武力行使に切り替えた。
明暦1203年 飛行型.海類型連合降伏。龍魔族の侵攻に対抗するべく、両魔族陣営は同盟を結成。得意の海戦と空戦で押し勝とうとしたが、圧倒的なまでの「個」の強さに敗退した。
戦争開始から三年で、同盟軍は無条件降伏。龍魔族は、「無条件降伏した種の領土は侵略しないが、龍魔族の結成する同盟に入ること」を条件に和睦。
明暦1257年 悪魔族降伏。一時は龍魔族と互角の勝負を繰り広げるが、ドラゴ・ハーネゾン将軍の参戦により敗北。龍魔族は、飛行型魔族・海類型魔族に出した条件と同じ条件で和睦。
明暦1268年 人型魔族降伏。数としては人型魔族が上回っていたものの、圧倒的な力量差におされ敗北。無条件降伏をした。先ほどと同じ条件を出され、和睦。
明暦1320年 不死魔族降伏。一時は龍魔族相手に局所戦闘やゲリラ作戦、不意打ちや急襲などで優位に戦局を運ぶ。しかし、不死魔族の将軍王 ジョット・フラウンド軍が敗北したことで状況は一転、そのまま押し切られるかたちで敗北。
明暦1336年 龍魔族は、他の5つの種族をまとめあげて、『人類壊翼連合』を結成。
明暦1378年 第三次全族大戦開戦。キシトキ氏の送った報告書が人類本土に届き、その知らせがアンドルド国王のもとにわたったことで、120年間『軍召令』と『興令』で貯めた軍事力を放出して開戦。
同時に、策謀に気づかれた龍魔族陣営は、人類の主な貿易相手であった人型魔族に、人類との貿易禁止を要求。
人類壊翼連合軍は、詳細を秘匿し続けていた『帝魔六天将』率いる軍隊で応戦。
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