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滅べ世界よ  作者: ふじさき@初めて小説書いてます


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1-3

「みんな、心配させてすまない」


 配膳された皿を受け取り、適当に座る。


「今のうちに見ておこうと思ったんだ。明日、俺たちのモノになる城を」


 俺の軽口にオズガルドがフッと笑う。


「長い旅だったけど、みんなと会った日のことは今でも覚えているよ。特にブスコ=パン。君とは会話にもならなかった」


 ブスコ=パンが目を細めて遺憾の意を示し、それをユフィがクスクスと笑う。


「ここまで来られたのは、みんなのおかげだ」


「この中の誰か一人でも欠けていたら、うまくいかなかった」


「明日、全てが終わる」


「立っているのは俺たちだ」


 話し終わると、頃合いだとばかりにオズガルドが酒を取り出し、皆に振る舞う。


 たき火を囲んでブスコ=パンが歌い、オズガルドが踊る。そしてユフィが笑いながら手を叩く。


 みんなの士気が高まったのを感じる。


 これも訓練の成果だ。


 まず軽口で場を和ませ、真面目な話や思い出話で親密感を演出する。


「ここまで来られたのは、みんなのおかげだ」


 言えと言われたことだから言った。


「この中の誰か一人でも欠けていたら、うまくいかなかった」


 これは流行りの戯曲からの引用だ。


 最初の頃は変に口なじみが悪く、言い淀むことも多かったが、今では判で押したように出てくる。


 後は飲んで歌って踊れば、世は事も無しだ。


 騒ぎ疲れたのか、ブスコ=パンが酒瓶を抱きながら眠り、オズガルドはいびきを立てていた。


 宴会場となった野営地を片付け、火を消した俺とユフィは床に就く。

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