真実と作戦。
お風呂から上がるとジルたちが待っていた。
ジルはボッコボコにやられているけれど…
「すまない!!」ジルが謝ってきた
「どれのことだよ…」アークがボソリと言う。
「余がしっかり審査員を確認しなかったばっかりに…」
「あ、そっちか…」
「え?あ、いいよいいよ!なんでジルが誤ってんのさ!謝らなきゃいけないのは覗きのほうでしょぅ?」ティスはニコリと微笑む。
「はい…すみませんでした…」
「んで?あの人たち本当にティスがダメだと思ってあの点数をつけたのか?」
エルたちも初めて聞くようだ。
「すまない…分からないんだ…終わった後すぐに姿を消して、見つかったときには…」ジルは首を横に振った。
「…酷いことをしますわね…自身で命令しておいて…」モカは眉を顰めている…
「…まだ、…殺った犯人は分からないのか?」ラインの問いかけにコクリと頷くジル。
重い沈黙が続く。
ティスが手を叩く
「さぁ!暗いのはおしまい!普通にお話ししよ!私がヘタじゃないって分かれば良いんだ!」笑顔を作るティス。
その後、いつものようにおしゃべりをしていた。今回はモカとアークがいるのでめちゃくちゃ盛り上がった。
ジルたちは一足早くその場を後にした。部屋を出た後ジルは2人の手を引き、ジルの部屋まで連れて行った。
「…やっぱり、何かある…のか?」ジルたちは普段マリーには見せない凛々しい顔をしている。
「ああ…殺った犯人についてだが…目星はついている…」
「…誰ですか?」
「サファイア・ヴァルサとローズ・ルシューだ…審査員の人間関係を洗っていたら2人が出てきた…。」
「さっき言わなかったのは、明日マリーがずっとそいつらを見たり、何か変なことを質問するのを防ぐため…ですね?」
「ああ。」
「…さらに、俺達にだけ言ったということは、そいつらの行動をなんらかの形で監視させるため…」
「頼む…」
「わかりましたよジル。僕たちは知ってしまったのですから」
「…そうだ…」
「あと、貴族が急死・変死していた事件は知っているな?」
「えぇ、まぁ‥」
「…ああ…」
「あの事件の主犯格がリムーヌ・ルシファーというんだが…そいつがどうやらローズ・ルシューらしいんだ…」
「「!!」」
「そして、その部下がサファイア・ヴァルサ…」
「何、何故?貴族ばかり狙っているのですか?」
「そんなことは問いたださねば分からん…しかし、このことを知ったからには捕まえなければならない。容疑者として…明日、優勝者の発表が終わり次第すぐさま城へ戻るぞ。そしたら余の部屋に来てくれ。着たらすぐに容疑者たちの部屋へ行く。」
「わかりました。」
「了解。」
3人の作戦も動き出した…。




