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「さてと、一通り見たし…戻る?」


「まだ見ていないところがあるじゃないですか、ティス。」


「…あそこ?」


「はい。」


「いや、あそこはザ・キャッスルと一緒で立ち入り禁止なんじゃ…」


「はい。なので特別に許可を取ってきました。」


「いらんことを!」

なんやかんやで行かされる。


本棟から一番近いところでも結構な距離があるのでいろいろと聞かされた。

あの建物は別名[死の塔]というありきたりな呼び方をされており、入り口は地下から続く一本道しか存在しない。

約500年前に造られた、夜な夜な声が聞こえる等を吹き込まれた。


着いた。


「…………(唖然)」


「さぁ、行きましょう。」


「アア、ソウダ!私、家ニ愛トカ勇気トカ心トカソノ他モロモロ忘レタカラ取リニ帰ラナキャ!」回れ右して帰ろうとすると、二レスが片手で首をつかんできた。


「愛とか勇気とか心とかは今この場にありますのでご心配なく。さぁ、行きましょう。」二レスが首をギュギュっとしてきた。


「うん…逝く…今すぐ、逝く……離して…」ティスの意識が危なかった。


二レスは門番に近づいて行った。


「ハッ!!二レス様ですね!どうぞ!!お入りください!!」


「顔パスぅううううう!?何したの二レス!?」


「実は門番を手なずけ…友人になるために最近ティスのもとを離れていました。さっきから言っていた情報もこの下ぼk…友人たちから搾り…貰ったんですよ。」


「ちょくちょく本音が漏れてんだけど…」


「そうですか。そんなこんなであなたをここに連れてくるために頑張ったんですから行きましょうか。」


「私がこういうの嫌いって知ってんじゃん!」


「はい。勿論」


「外道!」


嫌々ティスは中に入った。

中はいっそう気味が悪かった。窓が一つもなく、うめき声や笑い声が反響して聞こえてきた。8階まで行こうと二レスが生き生きというので登って行く。


「怖いですか、ティス。」


「コワクナイヨ、ゼンゼン…ウン」


「怖いですか」


「コワコワコワクナイヨ、マッタク、ゼンゼン、ウン…」


「あっ!ティス!後ろ!」二レスがワザとらしく言う。


「ハハハ、ソンナテヒッカカラナイィイイイイイイイイ!!!」


いきなり後ろから肩を捕まれた。

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