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貞操逆転世界で出会い系アプリをしたら  作者: 普通


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小久間岬の物語③

岬さんを支えるために自分が出来ることを考えているものの、良い案が思い付かない。



やはり距離が一番の問題になってくる。現実で触れ合うような距離感であれば、色んなことを手伝って支えてあげることもできる。

でも、多少なり僕の方にまだ恐怖がある。その所為で岬さんと会う勇気というものがまだない。





だけど、いつまでもこの状態を続けているわけにもいかない。もっと相手のことを理解するために、僕自身も一歩踏み出さないといけない。

そう考えて、岬さんと会うことを決めた。生身の体に。


でも、さすがに一対一で会うことには抵抗感があるので、双葉さんにお願いをして近くに待機してもらうことにする。岬さんのことを信用していないわけではない。だけど、何があるか分からないのでその辺りを考慮した結果。

場所に関しては女性区域内の一軒家を借りることにした。普通に一軒家を借りるとしたらそれなりの金銭が必要になる。でも、女性区域の建物という点、僕が男である点が考慮されてかなりの格安で一日借りれることになった。


これで下準備はほとんど完了した。



あとは岬さんの意思を確認する必要がある。やり取りを開始した日から、いつか会いたいという話はしてくれていたけど、その気持ちを今も持ち続けてくれているかは分からない。


今日、岬さんに会いたいと思ってくれているかを確認する。





『岬さん』



『はい、どうしました?』



『岬さんがお暇な日ってあったりしますか?』



『私はいつでも大丈夫ですよ。ユウさんの予定に合わせます』



『それであれば、来週の金曜日とかどうでしょうか?』



『はい、大丈夫です。いつも通り、仮想空間のあの場所で落ち合いましょう』



『いえ、今回は仮想空間ではないんです』



『どういうことですか?電話とか?』



『違うんです。これは岬さんがよければなんですが、面と向かってお会いしませんか?』



『それってリアルで?』



『はい。女性区域内のある場所でお会いできないかなと思ってまして』



『ユウさんはいいんですか?』



『僕は岬さんに一度お会いしたいと思っています。でなければこんな提案はしませんよ』



『私も会いたいです』



『では、来週の金曜日に会いましょう。場所に関してはあとで住所を送りますね』




やり取りは一先ず、ここで終わった。





これで岬さんと会うことになる。いつかは面と向かって会う日が来ると分かっていたけど……それが今。

岬さんとのやり取りもかなりしたし、初対面の人と会うよりは緊張も少ない

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