6話「スライムの素質と冒険者カード」
結局、冒険者ルーキーブックには初心者が倒した方がいい、弱くて経験値(XP)がたくさん手に入るモンスター、スキルの覚え方、詠唱方法、おすすめの魔術など、読んで損のない内容の本だった。ちなみにステータスであまりわからなかった【特殊状態】というのは、相手へ毒や呪い、味方へ火力アップ、防御アップなどのデバフ系だそうだ。
————全部読みきって受付の人に呼ばれた
「では、こちらがライト・アルシ様の冒険者カードになります。冒険者カードの『スキル』の項目で、今習得できる魔法と魔法一覧が見れ、そのまま習得も可能です。習得すると、各スキルの消費(必要)魔力、強さなどの概要が冒険者カードに表示されます。冒険者カードで現在のLv、Lvp、現体力、現魔力、冒険者ランクなどが『プロフィール』で確認可能です。少し忘れておりましたが、そちらのスライムの鑑定となります。スライムをこちらの台にお乗せください」
受付の人が指した台は、魔法陣のようなものが描かれていて、おそらくモンスター用の鑑定機であろう。そこにスライムをのせる。
————数分後
ポワンという効果音?とともにステータスが空中に画面のように浮かんで現れる。
一通り読んで・・・
「えっ!!??」
となった。
まあだってさ。
『【名】なし・未定
【種族】スライム
【年】生後10ヶ月
【Lv】3 Lvp10
体力 200/159 魔力 10/10
【適性】
【水】【回復】 S+
【特殊状態】【光】【魔術】A
【雷】【風】【剣術】 B-
【炎】【爆発】【闇】 C-
【属性レベル】
【水】【回復】Lv2
【炎】【風】【雷】【光】【闇】【爆発】【特殊状態】
【剣術】【魔術】Lv1
【職業】不可
【スキル】 【初級水魔法】【初級回復魔法】【散弾】【擬態】』
——と書かれていたから。生後10ヶ月で、ある程度スキルも持ちで尚【水】【回復】の属性がS+なのだから。【散弾】ってなに?怖・・・
「まさかこれほどS+が多いとは・・・生後10ヶ月スライムとは思えないレベルとスキル。一体どこで手に入れたスライムなんですか?」
「なんか家の窓にべったりと張り付いてて・・・それを取っただけです。まさかそんな…」
事実。勝手に俺の部屋の窓に張り付いていただけ。
「ま、まあこんなにいいステータスをお持ちな、お二人なのであまり口外はしない方が楽だとはおもいますので、少しは控えた方が・・・よろしいかと」
「はい・・・」
しっかりスライムの方も、魔物用の従魔カード(冒険者カードとは別)は作った。
本格的な職業はある程度のレベル、属性レベル、lvpが必要だそうな。
——ギルド外——
「アルシ様はまだしもスライムにまでそんな・・・」
「ん?"まだしも"?・・・スライム。結構すごいやつだったんだな」
「名前、をつけてみてはどうでしょう。ただの『スライム』でも良いですが、そのスライムだけの名前をつけた方が懐かれるとおもいます」
名前、名前・・・うーん。何にしようか『スイ』も大体他小説に取られてるし・・・
「じゃあ『イム』は?ちょっと呼びづらいけどね・・・」
前半ダメなら後半をとる。しかし母音(あいうえお)始まりは呼びづらい
「いいですね。個性があって素晴らしいです」
「うん。じゃあこれからお前の名前は、『イム』、だ!」
腕の中にいるスライムに向かい名をつける。名前をつけたからと言っても特に変化はない。見つけるとしたら次回の鑑定になるな。
「ではこれから一度ライト邸へ戻ります。それで、ライト様へ一度お話をしてから明日の朝、武器を買い近くで魔物を狩る。という流れになるとおもいますがよろしいですか?ライト様が了承するかまだわかりませんが・・・」
明日の朝か。
長いけどもうすぐか。今日はリムは8000アストも出してくれてるのか・・・すいません




